MVNOの安い料金プランが一世を風靡していますが、実はドコモの方がお得なこともあります。それがどういうときかというと、データ通信を使わずに音声通話だけを使うときです。
例えば、楽天モバイルの場合は通話SIMだと月額1,250円(税別)となっています。通話料は20円/30秒(税別)です。一方、ドコモの場合はFOMA料金プランの「バリュープラン」の「タイプSSバリュー」を選んで「ファミ割MAX50」あるいは「ひとりでも割50」にすることで、月額934円(税別)とすることができます。通話料金は楽天モバイルと同じく20円/30秒(税別)です。
ドコモの場合は無料通信分が毎月1,000円分ついてきます。これによって実質的な負担はゼロということになります。この無料通信分は海外(WORLD WING)での通話やSMSにも使えるのでとても有益です。
しかも、この無料通信分は上限額の3,000円を無期限に繰り越すことができるという「ずっとくりこし」が始まっています。繰り越し分の3,000円と当月分の1,000円で1ヵ月に最大4,000円を一気に使うことも可能です。
ただし、楽天モバイルの場合は通話SIMの最低利用期間が12カ月で違約金が9,800円(税別)であるのに対して、ドコモは2年で解約金が9,500円(税別)で、解約金なしで解約できるのは契約満了月の翌月だけとなっています。
結論としては、コストだけを考えればドコモのSIMカードを挿したガラケーとMVNOのデータ通信専用SIMを挿したスマホ(あるいはタブレット)の2台持ちが最強ということになります。ただ、2台を持ち歩くのは本当にたいへんなので、デュアルSIM(3G/LTE)対応機の発売が待たれているのです。
さて、ドコモのお店で今から「バリュープラン」を契約するのはちょっとハードルが高く、1. ドコモで発売された以外の端末で、2. 技適マークがあって、3. FOMA回線に接続できるものを持ち込まなければなりません。ドコモショップの人は技適マークの確認しかしていないように見えましたが、こういうのは人によるので運次第でしょう。
このハードルさえ乗り越えれば実質0円の音声回線が手に入るのですから、このくらいの努力なら試みる価値はあると思います。
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