2016年6月27日月曜日

電子マネーWAONは支払額の端数によってどれだけポイントが無駄になっているか?

コンビニで電子マネーで支払っている人はとても多いと思いますが、少額決済が多いコンビニで電子マネーを使った場合、ポイント付与の最小単位に満たない端数が出ることで実はたいへんな損をしています。コンビニでもクレジットカード払いをした方がよい場合が多々あります。

例えば、電子マネーWAONだと200円につき1ポイント(1円相当)なので、例えば支払額が378円のときには端数となる178円分のポイントを失ってしまうことになります。クレジットカード払いならば、1ヶ月間の利用額に対してポイントが付与されるので、このような端数の発生を最小限にすることができますが、電子マネーではそうはなりません。


WAONのような200円で1ポイントがもらえる電子マネーの場合、どれだけのポイントを無駄しにしているか下のように計算してみました。支払額が0~500円というのは最大で500円、平均で250円使うような状況で私のコンビニ利用がだいたいこのくらいです。支払額が0~2,000円というのは最大で2,000円、平均で1,000円使うような場合で、私のスーパーマーケット(イオン)利用がだいたいこのくらいです。

支払額    端数によって無駄になる割合
0~200円未満               100%
0~300円                   67%
0~400円                   50%
0~500円                   36%
0~600円                   33%
0~700円                  26.5%
0~800円                   25%
0~900円                   21%
0~1,000円                  20%
0~2,000円                  10%
0~3,000円                  6.7%

支払額が0円ということは現実にはないはずですが、計算を簡単にするために支払額を0円からにしています。2円とか10円といった少額の支払いもほぼないとは思いますが、計算を簡単にすることを優先しています。

この結果からわかることは、当たり前のことですが少額の支払い時にポイントを大きく無駄にしてしまうということです。200円未満の場合はもちろん全額が無駄になるので100%です。400円未満の利用の場合は半分以上のポイントを失っていると考えてもよいでしょう。

電子マネーへのチャージでクレジットカードを使ってポイントが貯まり、その電子マネーを使うことでさらにポイントが貯まるような「ポイント二重取り」ならば電子マネーで払うべきですが、そうでない少額の支払いのときにはクレジットカードで払った方が有利な場合が多いです。電子マネーで支払うときは常に端数のことを考えた方がいいと思います。

ちなみに、コンビニではクレジットカード払いでもサインは通常求められないので電子マネーと同じくらいスムーズに支払うことができます。クレジットカード払いを常に基本にして、端数切捨てという電子マネーの落とし穴に嵌らないようにしたいものです。

2016年6月25日土曜日

イオンでの支払いはWAON POINTカード利用が最強!?

イオンの支払いはJALカードでチャージしたJMB WAON(電子マネーWAON)をいつも使っていましたが、新たに登場したWAON POINTカードの破壊力はすさまじく、支払手段としての電子マネーWAONは終了ではないかとすら思っています。


WAON POINTカードの説明には明確には書かれていませんが、実はいわゆる他社クレジットカードによる支払いでもポイントが貯まります。例えば、JALカードショッピングマイル・プレミアムに入会しているJALカードで支払うと、イオンはJALカードの特約店なので、これまで100円で2マイル貯まっていましたが、これに200円で1ポイントが加算できることになります。これまでJALカードで支払うと対象外だったお客さま感謝デーやお客さまわくわくデーも対象になるので、JALカードによる支払いが最強になってしまいます。ちなみに、JALカードからチャージしたJMB WAONでは200円で3マイルしか貯まらないので、もはや電子マネーWAONをイオンで使う理由が見つかりません。電子マネーWAONで支払うと200円未満の端数が出るので、実はマイルはそんなに貯まりません。JALカード払いの方が圧倒的に有利となります。


JALカード以外にもMileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージ Visaなら100円で2マイル貯まるので、これとWAON POINTカードを併用することでJALカードと並ぶ最強レベルのポイントを獲得することができます。年会費3,000円(税別)のJALカードショッピングマイル・プレミアムはあまりに高いので、思い切って止めてしまって、MileagePlus MUFGカードの方に一本化するのもありかなと思っているところです。


さて、2016年6月23日(木)~7月20日(水)にsmart WAONのサイトでWAON POINTカードに登録してWAON POINTルーレットに挑戦すると、抽選で1~100WAON POINTいずれかがプレゼントされます。運試しと思ってやってみたところ、10ポイントもいただくことができました。世間ではあまり盛り上がっていないWAON POINTですが、ひそかに最強のポイントカードではないかと思っています。


追記 イオンの株主の場合はキャッシュバックが受けられるオーナーズカードがありますが、他社クレジットカードで払うとキャッシュバックの対象になりません。キャッシュバックの対象になる支払い方法は、WAON(イオンの電子マネー)、イオンマークのカードによるクレジット払い、イオン商品券、イオンギフトカードとなっています。

2016年6月22日水曜日

ドイツ・バイエルン州を旅行するならDBのバイエルンチケットが最強

ドイツのバイエルンを旅行するならDBのバイエルンチケットがお得です。このチケットはバイエルン州(下の路線図)を走るICE、IC、ECのような特急以外の列車に、2等ならわずか23ユーロで1日乗り放題になります。


このチケットは複数人で旅行をするときにはますます有利で一人あたりプラス5ユーロで4人まで追加することができます。2人なら28ユーロ、3人なら33ユーロ、4人なら38ユーロ、5人なら43ユーロと爆安レベルです。1等利用のバイエルンチケットは34.50ユーロで、一人あたりの追加料金は16.50ユーロとなっています。

このチケットではDBの普通列車だけでなくS-Bahn、U-Bahn、路面電車、バスにも乗ることができます。ただし、バスには一部乗れない路線もあるとのことで注意が必要です。ミュンヘン空港からフライジングを結ぶバスは利用可能です。バイエルンではDBの路線網をDB以外の会社が運行する列車もたくさん走っていますが、それにも乗ることができるようです。

(左の白い列車は乗ることができません)

(赤い列車はたいてい乗ることができます)

バイエルンチケットはいつでも使えるわけではなく、平日(月~金)は朝9:00~翌朝3:00となっていて、朝の通勤時間帯は使えません。土日祝日には時間制限はない(朝0:00~翌朝3:00)ようです。バイエルンチケットには夜間用もあり、夕方6時から翌朝6時まで(金曜日、土曜日、祝日は翌朝7時まで)使うことができます。夜間用のバイエルンチケットの価格は昼用と同じですが、同行者の人数が増えたときの追加料金が1人あたり2ユーロ(2等)、13.5ユーロ(1等)と昼間用より安くなっています。

バイエルンチケットはDBの駅にある赤い自動券売機で簡単に買うことができます(窓口で買うとプラス2ユーロになるので、自動券売機で買いましょう)。運賃が1人23ユーロとなっている普通列車を選べばその日に利用可能なバイエルンチケットを買うことができます。バイエルンチケットには名前を書く欄があるので、利用者全員の名前をアルファベットで記入します。検札の時にパスポートの名前と照合されることがあるかもしれないです。



週末にバイエルンの郊外を走る普通列車に乗ると、バイエルンチケットを使った週末旅行者が結構乗っていて、車内にビールやらサンドイッチやら大量に持ち込んで、4人がけのボックス席で盛り上がっている若者のグループがいたりします。車掌さんもそういう人たちを別段注意したりすることもなく、ふつうに検札をしていたので、たぶん何も問題はないのでしょう。こういう陽気な雰囲気はさすがバイエルンだなと思いました。

2016年6月21日火曜日

イオン銀行とイオンカードセレクトがますますお得で便利になっている件

イオン銀行の口座とイオンカードセレクトがあると普通預金の金利が0.1%上乗せされて0.12%になるので、当面不要な資金があればイオン銀行に預けておくのが鉄板と言えます。ただ、イオン銀行には他行への振込手数料が無料にならないという弱点があり、資金を移動させるのにATMを使って現金を運ばなければならないというのが問題でした。

しかし、この問題も比較的有力な証券会社やFX会社のいわゆる「クイック入金」がイオン銀行に対応したことでほお解決と言える状況にあります。イオン銀行側では「WEB即時決済サービス」と呼ばれているものですが、現時点で下の金融機関に対応しています。この機能が使えると、例えばイオン銀行から楽天証券に入金しておいて楽天証券から楽天銀行に出金するなどして、実質無料で銀行から銀行へ資金を移動させることが可能になります。


イオンカードセレクトは持っているだけでショッピングに使わない人も多いと思いますが、毎月使っているといいことがあります。それは利用明細を「暮らしのマネーサイト」で確認すると、お得な情報が掲載された「カードインフォメーション」「イオン 会員さま特別企画クーポン」「イオンモール特別値引券」のPDFファイルをダウンロードできるようになるからです。2015年5月分の例だと、イオンカードのキャンペーン情報、イオンモールで使える500円値引券(引換券)、価格コムの最安値より安いダイソンの掃除機などお得な商品の案内がありました。これらのファイルはイオンカードセレクトを使わなければダウンロードすることもできません。


とはいえ、イオンカードセレクトはポイント還元率が高いわけではないので積極的に支払いに使いたいとは思いません。そういうときに使えるのがAmazonギフト券(チャージタイプ)です。15円から買うことができるので、毎月15円だけチャージすればいいです。この方法はイオンカードのように毎月支払いがあるといいことがあるすべてのクレジットカードに対して使うことができます。

2016年6月18日土曜日

楽天スーパーポイントは楽天トラベルのホテル予約に使うとお得

楽天スーパーポイント(楽天ポイントギフトカード)はドンキホーテならクレジットカードで購入できるので、出光のガソリンスタンドで現金会員価格で給油するのにたいへん便利に使っています。セブンイレブンでnanaco払い、ファミリーマートでファミマTカード(クレジットカード)払いをするのも悪くはありません。

これ以外に楽天スーパーポイントの何かよい使い道がないかなと思っていたのですが、楽天トラベルのホテルを予約するのに使うとお得であることを発見しました。楽天トラベルに出ている安宿には「現金特価」と書かれたクレジットカードが使えないプランが結構あるので、そういうところで使うと実質的にクレジットカード払いとなってお得なのです。



ただし、予約したホテルをキャンセルする場合には注意が必要です。キャンセルをした時点で楽天スーパーポイントの有効期限が切れている場合、そのポイントは戻って来ないのです。クレジットカードで購入した楽天スーパーポイントの有効期限は6ヶ月なので、ホテルを予約する前に楽天スーパーポイントの有効期限をしっかりチェックしておきたいです。キャンセルする可能性があるときには遠い先のホテルの予約には使わない方がいいでしょう。ちなみに、実際にキャンセルする機会があったのですが、有効期限内の楽天スーパーポイントはすぐに戻ってきました。

楽天スーパーポイントは有効期限の異なる期間限定ポイントがあると有効期限の短いポイントから自動的に使われてしまうので、ホテルの予約に利用するときにはたいへんやっかいです。こういうことを考えるとおとなしくホテルの受付で現金払いをした方がよいようにも思われるのですが、現金払いはマイラーにとっては敗北以外の何ものでもないので、この問題はなんとかやりくりをしながら乗り切っていきたいと思っています。