2014年8月6日水曜日

海外旅行時の外貨キャッシュの入手方法

日本の空港にある銀行の出張所で両替をしてから海外へ行く人がとても多いことに驚きます。海外旅行の素人さんのみならず旅慣れた人もやっているようですね。「飛行機を降りて現金がなかったらどうしよう?」という日本人特有の不安心理がそうさせているのかもしれませんが、日本で両替してもいいのは米ドルだけです。百歩譲ってユーロまでです。それ以外の通貨を日本で両替するとレートが悪いので大損してしまいます。

このブログでは何度も繰り返していますが、今のような低金利時代にはクレジットカードキャッシング(繰り上げ返済)がいちばんお得です。これよりもレートがよいのはバンコクの「Super Rich」のようなレートがよいことで有名なごく限られた両替所だけでしょうね。

海外のATMでキャッシングすると、現地のATM設置銀行が手数料を徴収するという警告が画面に出ることがありますが、一度も請求されたことはありません。この手数料は日本のクレジットカード会社がかぶってくれています。

このようにお得度の高いクレジットカードのキャッシングですが、日本のカード会社がATM手数料を徴収する場合もあるので要注意です。私のお勧めはセディナカード(VISA)です。セディナカードのOMC Plus対応カードならどれでもいいのですが、JCBやMASTERブランドは海外で使えるATMの台数が少ない(ように思われる)CirrusなのでVISAがいいです。MASTER(Cirrus)とVISA(PLUS)を両方持っておくのは安心ですね。

セディナカードのすごいところはOMC Plusにログイン後、ペイジーという支払いシステムを使ってインターネットから繰り上げ返済できることです。海外旅行から帰国する前に滞在ホテルなどのインターネットを使って繰り上げ返済を行うことで、キャッシングの金利を最小限にすることができるのです。私はペイジーで支払時に楽天銀行を指定していますが、他にもペイジーに対応している銀行はたくさんあります。

具体的な返済方法ですが、セディナカードのトップページからOMC Plusにログインして、左側のメニューから「ご入金受付」、続いて「入金受付サービスPay-easy(ペイジー)」を選びます。その後に出る3つのメニューからいちばん右側の「全額分のご入金」を選びます。このときまだ繰り上げ返済できる状態になっていなければ「現在、お客様のご入金頂ける金額はございません。」というメッセージが出ます。

経験的にはキャッシングした日から2~4日後には繰り上げ返済ができるようになっていますが、きっちり何日後になるのかはわかりません。余計な金利を払いたくなければ、まめに確認しておいた方がいいです。

繰り上げ返済ができる状態になっていたら、下のような画面になります。7月27日に昆明長水国際空港の交通銀行のATMで1,000元キャッシングしました。返済可能になったのは7月30日で、返済額は16,464円、利息は24円、合計16,488円でした。市中の両替レートだと16,920円くらいだったので1,000元で432円お得だったことになります。


ここで「申し込み」ボタンを押すと、以下のような画面になり、支払い銀行を選択できます。ペイジーで支払いができる銀行には「みずほ銀行」「三井住友銀行」「東京三菱UFJ銀行」「ゆうちょ銀行」「楽天銀行」などがあります。これ以外にも多くの地方銀行が対応しています。ご自身の口座がある銀行を選びます。


この後は各銀行のサイトに飛んで、支払い手続きを実行するだけで、ペイジーの手数料はかかりません。こんなに便利な機能は使わないともったいないと思ってます。ただ、これではあまりにお得過ぎるので改悪必至かなという心配もあります。

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