2015年10月30日金曜日

関西空港で両替するならどの両替屋のレートがいいのか調査してみた

日本人は心配性なので、現地でお金がなかったら困るからと日本で外貨に両替してから海外に行く人もたくさんいるようですが、米ドル以外はレートが悪いので止めた方がいいです。日本で両替してもいい外貨は米ドル以外ではせいぜいユーロだけでしょう。米ドルと円の両替は日本でやった方が有利です。日本の銀行なら券種を指定できたり米ドルのピン札をもらえたりするのもいいですね。

関西空港にはたくさんの両替屋がありますが、どこが有利なのか調査してきたので報告します。日本の銀行はレートが同じと思っている人もいるようですが、全然そんなことはないので、両替前には情報収集が欠かせません。比較した外貨は米ドルですが、他の通貨も写真に出ているので必要に応じてご参照ください。ちなみに、このときの米ドルと円のレート(仲値)は119.90くらいでした。

まずは関西空港の鉄道駅前にあるTravelexです。ここは銀行に比べると非常にレートが悪く、お話にならないと思いました。円から米ドルは122.72とそんなに悪くはありませんが、米ドルから円へのレートが113.38となっているのがトラップです。こんなところで余った米ドルを円に戻したら大損することになります。Travelexには近寄らない方がいいでしょうね。



次は1階到着フロアの北側にある三井住友銀行です。円から米ドルは122.65とTravelexよりも多少よくなっています。米ドルから円へのレートは116.95です。いかにTravelexのレートが悪質なトラップなのかがわかるでしょう。



1階到着フロアの南側にある池田泉州銀行は円から米ドルのレートしか写真に撮っていなかったのですが、122.43と三井住友銀行よりもよくなっています。しかも、割引券を提示すると121.83とものすごくよいレートになります。このような割引券は最大限利用した方がいいです。池田泉州銀行の割引券はこちらにあります。



次は4階出発フロアです。ここには「Currency Exchange」と書かれた関西国際空港直営の両替屋がありますが、なぜこの空港に直営店が必要なのかは甚だ疑問です。円から米ドルのレートは122.59、米ドルから円へのレートは117.13となっていて、かなりよいレートを出しています。しかも、こちらに割引券を出していて、これを使うと円から米ドルのレートは122.09、米ドルから円へのレートは117.63となります。



4階出発フロアのみずほ銀行の円から米ドルのレートは122.64ですが、米ドルから円へのレートは写真に撮っていませんでした。割引券はないようだったので、これでは池田泉州銀行や関西国際空港直営店には太刀打ちできません。



4階出発フロアの紀陽銀行は関西国際空港出張所限定のレートを出していて、円から米ドルのレートは121.85となっています。これは池田泉州銀行と並ぶ好レートです。しかも、外貨の購入10,000円ごとにJALのマイルが5マイルたまります。米ドルから円へのレートは写真に撮っていませんでした。



4階出発フロアのりそな銀行は、円から米ドルのレートは121.95、米ドルから円へのレートは117.25となっていて、かなりよいレートを出しています。このレートは関西国際空港出張所限定の特別レートであるようです。



結局、関西空港で円から米ドルへ両替するなら、地元の地方銀行である池田泉州銀行と紀陽銀行が二強で、それに続くのが関西国際空港直営店です。池田泉州銀行と関西国際空港直営店を使うときには割引券の使用を忘れないようにしたいです。これらの後を追っているのがりそな銀行で、三井住友銀行やみずほ銀行といった大手都市銀行はやる気なしといった雰囲気でした。Travelexは悪質なトラップレートを出しているので近づくべきではありません。

実は2階の国内線出発フロアには三菱東京UFJ銀行のワールドカレンシーショップがあるのですが、今回調査するのを忘れていました。どうやら三井住友銀行やみずほ銀行と同じくらいのレートのようです。

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