2015年8月28日金曜日

JR西日本が「昼間特割きっぷ」を実質値上げ

2015年10月1日よりJR西日本が「昼間特割きっぷ」を値上げします。この切符は平日は10~17時、土休日、年末年始は終日(始発列車から最終列車まで)利用することができる回数券で割引率が特に高いものです。有効期限は3ヵ月です。このような回数券が存在するのはJRと私鉄の運賃格差を縮めるためだと思われます。

「昼間特割きっぷ」はこれまで12枚つづりで販売されていましたが、これが6枚つづりに変更され、1枚あたりの価格が値上げになります。例えば、大阪~京都間は12枚で3,800円(1枚あたり317円)から6枚で2,100円(1枚あたり350円)に変更され、使い勝手はよくなりますが、実質的な値上げとなります。

こんな回数券は使わないので関係ないと思われる人も多いでしょうが、関西方面へ仕事や観光で出かけるのであれば、この値上げと無関係ではありません。なぜなら、この回数券がばら売りされて関西圏の金券ショップで広く売られているからです。京阪神地区ではこのような割引率が圧倒的に高い回数券のばら売りをいかに使いこなすかが節約生活のカギになります。便利だからといって漫然とICOCAやSuicaを使っているのは節約の素人さんでしょうね。


追記 JR新大阪駅東口にある松屋の隣の自動販売機での京都-大阪・新大阪の「昼間特割きっぷ」の価格は440円になっています。これまで400円だったので40円の値上げです。この自販機での販売価格は金券ショップの実勢価格よりだいたい10円高いので、430円くらいが相場だとみていいと思います。



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