2015年11月30日月曜日

イオン銀行に大きな資金を預けてはいけない一つの理由

最近イオン銀行に預けていた定期預金が満期を迎えたのですが、「イオンカードセレクト会員さま限定 冬の特別金利定期預金」ですら0.20%(1年)しか金利がつかないので他の銀行に乗り換えようと思いました。


ところが、イオン銀行は振込手数料が無料にならないので、他行への振り込みに216円(税込)もの手数料が取られてしまいます。ATMは無料なので、ATMから現金を引き出して運べばよいのですが、100万円を超える現金を運ぶのは恐ろしくてたいへんです。それに、そこまで手間をかけるほどの金利差がないのも確かです。

今回の教訓は他行への振込手数料が無料にならないイオン銀行のようなところには大きな資金を預けてはいけないということです。イオン銀行はATMが多くて、イオンカードセレクト会員なら普通預金の金利も優待されるので、とてもいい銀行だと思っているのですが、振込手数料が無料ではないので資金が動かせないという問題がありました。

新生銀行やソニー銀行のように月1回の振込手数料を無料にできるところならば、こういう問題はなかったはずです。振込手数料が月に1回無料になるかならないかで銀行(特にネット銀行)の使い勝手は大きく変わってくるということを覚えていた方がいいというのが今回得られた教訓でした。

2015年11月29日日曜日

あなたのポイントは大丈夫?ポイントの有効期限についてあらためてチェックしてみた

Tポイント、Ponta、楽天ポイント(旧Rポイント)、dポイントが四大ポイントなどと書かれていますが、Tポイント、Pontaが二強でRポイント、dポイントは二弱だと思っています。私は一応4つとも貯めていますが、Tポイント、Pontaが主力ですね。Rポイントは楽天専用、dポイントはドコモ専用という状況はほとんど変わっていません。


さて、これらのポイントに限らずお店やポイントサイトが発行しているポイントもあり、現代社会はポイント社会になりつつあります。お店やサイトによってはこんなにポイントを発行して経営は大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、ポイントは値引きとは違うので大丈夫です。

この世の中には使われずに有効期限を迎えて消滅するポイントがたくさんあるので、お店やポイントサイトは損をしていないだろうと思われます。私たちとしてはポイントを消滅する前にいかに有効に使い切るかが肝心です。

そこで、ふだんあまり気にしていないポイントの有効期限を調べてみました。

Tポイントの有効期限は最終利用日(貯める、使う、交換する)から1年間となっています。日常的なアクティビティーがあれば実質的に無期限と思っていていいでしょう。もちろん、Yahoo!ショッピングでもらえる期間固定Tポイントはその限りではありません。

Pontaの有効期限は、ポイントが最後に加算された日またはポイントを利用した日から1年(1年後の前日)となっています。最後のポイント加算が2015年11月28日だった場合は2016年11月28日まで利用可能ということになります。実質的に無期限と思っていていいでしょう。

楽天ポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した月を含めた1年間となっています。2015年11月中に獲得したポイントの有効期限は2016年10月末日となります。実質的に無期限ですが、TポイントやPontaに比べると有効期限が短く、ポイントの獲得だけが延長の条件なのでやや厳しいと言えます。それにしてもいつの間にRポイントから楽天ポイントに名称変更したのでしょうね?

dポイントの有効期限は獲得した月から起算して48か月後の月末となっています。2015年12月中に獲得したポイントの有効期限は2016年11月末日となります。他のポイントよりも有効期限は長いのですが、延長制度はないので実質的な無期限というわけではありません。

こういう大手のポイントならば有効期限に対して良心的なルールを設定していますが、獲得から数ヶ月でポイントが失効するお店も少なくはありません。そういうお店のポイントはほとんど何の価値もないので、そんなポイントは最初からないものと考えて買い物をした方がいいでしょうね。

私たちが有効期限を管理しなければならないのはポイントだけでなく、航空会社のマイルもあります。もはや管理しきれないくらいたくさんあるのですが、私の場合はMoneyLookを使って確認することでなんとか失効させずに維持できています。MoneyLookはお金やポイントの管理が飛躍的に便利になるので、まだの人はぜひ使ってみて欲しいです。

2015年11月28日土曜日

Yahoo!ショッピングがキャンペーンですごいことになっています

近頃めっきり楽天市場を使わなくなった人は私だけではないでしょう。Yahoo!ショッピングがポイントをばらまいているので、毎月5のつく日(5日、15日、20日)に買えば最安になる商品がいっぱいあります。

そしてついに「まいにちポイント5倍」という恐るべきキャンペーンが始まってしまいました。2015年11月26日(木)12:00~2016年3月31日(木)23:59の期間中、毎日ポイント5倍になるというものです。


その破壊力がどのくらいなのかというとざっと以下のようになります。Yahoo!ショッピングのポイントの倍率はストアポイントの1倍を含めた倍率を表示した誇大広告になっているので、倍率が5倍だったらストアポイントの1倍を引いて実質4倍として計算します。

ストアポイント 1倍
アプリ利用特典 2倍
Yahoo!JAPANカード利用特典 2倍
Yahoo!プレミアム会員特典 4倍
5のつく日 4倍
まいにちポイント5倍 4倍
計17倍


まいにちポイント5倍と5のつく日はさすがに同時開催しないだろうと思っていたのですが、キャンペーンサイトを見るとしっかり同時開催になっています。5のつく日に買えば最大17倍ということです。もちろん、ボーナス分のポイントは期間固定Tポイントなので、これをどう使うかも考えて買い物の戦略を練らなければなりませんね。

2015年11月27日金曜日

ヤマト運輸営業所で店頭受取をするとAmazonポイント100円分プレゼント

Amazonで買い物をしてヤマト運輸営業所で店頭受取をするとAmazonポイント100円分プレゼントというキャンペーンが始まっています。キャンペーン期間は2015年11月26日(木)0:00~2015年12月25日(金)23:59(日本時間)です。

コンビニの方が24時間営業で便利なのは確かですが、クロネコヤマトの営業所に送れば確実にクロネコポイントが貯まってお得です。コンビニの場合はファミマもクロネコヤマトで配達されるので、クロネコポイントが貯まります。

クロネコポイントが貯まると配送車のミニカーがもれらくもらえます。クロネコポイントをがっつり貯めたい方は「(本当は誰にも教えたくない)クロネコポイントをざくざく貯める方法」もご覧になって下さい。本当に簡単にざくざく貯まります。


追記 キャンペーンの説明がたいへんわかりにくいのですが、発送ごとに100円分のポイントがもらえるようなので、1,000円のAmazonギフト券を買ってクロネコヤマトの営業所に送り続ければ10%還元になってしまうかも。

2015年11月26日木曜日

無実の人々が逮捕される本当に怖いマニラのニノイ・アキノ国際空港

世界最悪の空港とも言われるフィリピンの首都マニラのニノイ・アキノ国際空港ですが、近年設備の改善が進んでおり、昔のような暗くて恐ろしいイメージから変わりつつあります。ところが、そんなニノイ・アキノ国際空港で無実の人々が空港職員に恐喝されて賄賂の支払いを拒むと拘束・逮捕されるという事件が相次いでいます。



ニノイ・アキノ国際空港には4つのターミナルがありますが、どこもターミナルビルの入口とチェックイン後にX線によるセキュリティチェックがあります。そこで空港の検査員から手荷物に銃弾をこっそり仕込まれて、「これは何だ!見逃して欲しいなら金を払え」と恐喝されるのです。ここで賄賂を払ってしまう人も大勢いるのでしょうが、支払いを拒否して拘束されたり逮捕されたりする人が最近相次いでいます。

このような恐喝事件はニノイ・アキノ国際空港で組織的に行われており、上層部への上納金が支払われ空港警察もグルになっていると言われています。空港当局は組織的な犯罪であることを全力で否定していますが、フィリピンという国をよく知っている人なら、そんな言葉を真に受けたりはしないでしょう。

この事件はフィリピン国内だけでなく、CNNなど国際ニュースでも報じられており、ご存じの方も多いと思いますが、フィリピンへ行かれるときは銃弾を仕込まれないようにくれぐれもお気を付け下さい。日本人も被害に遭っています。「フィリピンではたらくCOOのブログ」さんのサイトで事件がまとめられているので、見ていただくといいのではないかと思います。

今後も私はフィリピンに渡航する予定があり、身に覚えのない銃弾やら麻薬やらの不法所持で彼らに捕まる可能性がないとは言えません。そこで、今からここに書き残しておきたいことがあります。もし私が銃弾や麻薬の不法所持で捕まったら、あいつはそんなことをしたのかと疑わないで下さい。私には銃弾や麻薬をフィリピンに持ち込んだりフィリピンから持ち出したりする理由は何もありません。私は賄賂を払うのが大嫌いなので、見逃してやる代わりにお金を出せと言われてもたぶん出さないでしょうから確実に逮捕されてしまいます。

昔ウクライナ・リビウの空港で税関申告書の些細なミスを指摘され、「20ドル払わなかったらお前はワルシャワ行きの飛行機に乗れない」と言われてやむなく払ったことがあります。ここで乗れなかったらワルシャワからフランクフルト、さらにフランクフルトから成田へのフライトに乗れないことになってしまいます。当時ウクライナの空港職員の月給は50ドルくらいとのことでした。そんな人に20ドルも払ったことを後悔し続けています。これに味をしめて外国人への賄賂要求が続き、新たな被害者が生まれるからです。

その後もジャカルタの空港などで何度か賄賂を要求されましたが、そのたびにとことん戦って以後は一度も払ったことはないです。マニラでもきっと払わないでしょう。だから銃弾やら麻薬所持とかで捕まっても疑わないで欲しいと思っています。

追記 ちょうどいいタイミングでasahi.comにも「「荷物に銃弾。金払え」空港職員が要求 マニラで相次ぐ」という記事が出ていました。しかし、この事件が空港の上層部や警察を巻き込んで組織的に行われていることを報じていません。しかも、この事件の一味である空港警察の他人事な言葉を垂れ流している脳天気ぶりには呆れるしかありません。

空港警察は「どんな理由があっても銃弾を持ちこまないで」と注意喚起する。一方、アキノ大統領は「事件はごく一部」と、旅行者が過度に不安がらないよう呼びかけている。

事件の真相や背景を調べることもなく、被害者に取材するわけでもなく、現地の報道を日本語で簡単に要約しただけの薄っぺらい記事に何の価値があるのでしょうか?さすが、朝日新聞ですね。

2015年11月25日水曜日

世界中でテキストメッセージが送受信し放題になる?イタリアのChatSimを使ってみた

海外旅行中もインターネットへのアクセスは欠かせませんが、日本の携帯電話会社の海外ローミングは料金が高すぎてとてもではないですが使えません。プリペイドSIMカードを買うこともありますが、滞在が短期間の時にはSIMカードを買っている時間の方がもったいないです。空港の到着フロアで現地のプリペイドSIMカードが簡単に買える国も多いのですが、情報の少ない初めての国では空港価格でぼられないかと心配になります。

海外旅行中にSNSでテキストのみのやり取りをするなら、イタリアのZeromobileが提供するChatSimが便利です。


このサービスではほとんど世界中でLINEやMessengerなど主要なSNS(下の図を参照)でテキストと絵文字の送受信をすることができます。この便利なSIMカードの価格は10ユーロ、1年間の定額利用料が10ユーロ、SIMカードの送料が日本まで書留(Registered Mail with delivery from 5 to 15 working days)で10ユーロ弱となっています。


SIMカードのサイズは通常サイズ、micro、nanoの3種類に対応しています。


画像などを送受信したい場合はMultimedia Rechargeをして追加料金を払えばいいのですが、かなり高いので私は使ったことがありません。

ChatSim Worldなら下の地図で緑に塗られた国で使うことができます。日本の近隣ではラオス以外で使えます。こちらに各国におけるローミング先の一覧があります。日本のオペレーターはソフトバンクになっていました。


Afghanistan, Albania, Anguilla, Antigua and Barbuda, Argentine, Armenia, Aruba, Australia, Austria, Azerbaijan, Bangladesh, Barbados, Belgium, Bermuda, Bolivia, Brazil, British Virgin Islands, Brunei, Bulgaria, Burkina Faso, Burundi, Cambodia, Cameroon, Canada, Cape Verde Island, Cayman Islands, Chad, Chile, China, Colombia, Congo, Congo Dem. Republic, Costa Rica, Croatia, Cuba, Cyprus, Czech.Republic, Democratic Republic of Lao, Denmark, Dominica, Dominican Republic, Ecuador, Egypt, El Salvador, Equatorial Guinea, Estonia, Faroe Islands, Fiji, Finland, France, French Guyana, Gabon, Gambia, Georgia, Germany, Ghana, Greece, Greenland, Grenada, Guadalupe, Guatemala, Guinea, Guyana, Haiti, Honduras, Hong Kong, Hungary, Iceland, India, Indonesia, Iran, Ireland, Isle of Man, Israel, Italy, Jamaica, Japan, Kazakhstan, Kenya, Kingdom of Cambodia, Korea (South), Kuwait, Kyrgyzstan, La Desirade, Latvia, Les Saintes, Lesotho, Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Macau, Malawi, Malaysia, Mali, Malta, Marie- Galante, Martinique, Mexico, Moldova, Mozambique, Myanmar, Namibia, Nauru, Nepal, Netherlands, Netherlands Antilles, New Zealand, Nicaragua, Niger, Nigeria, Norway, Pakistan, Papua New Guinea, Panama, Paraguay, Perù, Philippine, Poland, Portugal, Romania, Russia, Rwanda, Samoa, Saudi Arabia, Senegal, Sierra Leone, Singapore, Slovakia, Slovenia, South Africa, Spain, Sri Lanka, St Barts, St. Kitts, St. Lucia, St. Martin, St. Vincent / Grenada, Suriname, Sweden, Switzerland, Taiwan, Tajikistan, Tanzania, Thailand, Timor-Leste, Tonga, Trinidad & Tobago, Turk & Caicos Isl., Turkey, Uganda, Ukraine, United Arab Emirates, United Kingdom, Uruguay, USA, Uzbekistan, Vanuatu, Venezuela, Vietnam, Zambia

これまでChatSimを使ったのはオーストリア、イギリス、フランス、ドイツ、中国、そして日本ですが、現地のネットワークに長時間つながらないこと、メッセージの送受信が一時的にできないことがたびたび起こりました。短時間に何度かメッセージを送っただけで、すぐに一時的な制限がかかっているのではないかと思われました。ちなみに、1日に使える通信量は5MBとなっていて、それを超えると通信制限がかかりスピードが遅くなります。年間50MBを超えると、その年は通信制限がかかって、スピードが遅い状態が続くそうです。

同社のサイトには不適切な使い方をして何度も制限を超えると一時的にサービスが停止されるとも書かれています。その場合はChatSimのサイトにログインして、ロック解除しなければならないとのことです。ロック解除は5回までできます。いつものくせでうっかり写真を送ってしまわないように注意しなければなりません。相手が画像などを送ってきたときは表示されませんでした。

スマホはバックグラウンドで様々な通信をしているので、バックグラウンドデータ通信は切っておいた方がいいようです。SIMロックを解除したドコモのGALAXY Note III(Android 5.0)を使っていますが、この機種では「設定-データ使用量-(左下をタッチ)-バックグラウンドデータを制限」のところでバックグラウンドデータ通信をオフにすることができます。このSIMカードではLTEは使えないので、3G接続になってしまいます。

あれこれ制約の多いSIMカードではありますが、10ユーロで1年間使えるなら決して悪くはありません。旅行先でプリペイドSIMカードを買うまでのつなぎとして使おうと思っていたのですが、これで間に合ってしまうので結局買わずにすんでしまったというのが最近の私のパターンです。

このSIMカードがありがたいと思ったのは多くのSNSがブロックされている中国で使えることです。実際に、北京の空港ラウンジと北京市内でグレート・ファイア・ウォールの影響を受けずにMessengerを使うことができました。いつまでもこのままだといいのですが、いずれ中国当局にブロックされてしまうかもしれないですね。

2015年11月24日火曜日

Google Keepで海外旅行の記憶を残したい!持ち物リストからトラベルノートへ

加齢とともに衰えるのが記憶力です。私は最近数秒前のことも忘れてしまうほど記憶力が低下していて、生活にも仕事にも大きな支障になっています。ただ、記憶力の低下はメモを活用するなどして補完できるものでもあるので、思いついたことはスマホに書き込むことにしています。

こういうときにはGoogle Keepが便利です。AndroidiPhoneの両方で使えますので、私と同じ悩みの人はぜひとも使ってみて欲しいです。これに慣れるとEvernoteのような同期作業が面倒で重たいアプリには戻れなくなります。Google glassが実用化されれば、こうやってメモを取る必要すらなくなるのではないかと期待しています。


さて、海外旅行に出るときに心配になるのが忘れ物です。海外旅行先で忘れ物に気づいたときの残念感といったらありません。そこでお勧めしたいのが海外旅行の持ち物リストを作ることです。海外旅行に出かける前に毎回チェックしておけば、理論上は忘れ物をすることはなくなります。海外旅行の持ち物リストを作るのにもGoogle Keepは便利です。

私が今Google Keepでやってみたいと思っていることは海外旅行の記憶を残すトラベルノート作りです。海外旅行の記憶なんて帰国後1ヶ月も経てば細かいことはほとんど忘れてしまうので、旅行中に気づいたことなどをどんどん記録していきたいのです。旅行中に手に入れた切符や入場券やレシートなども写真に撮ることで保存して電子化されたトラベルノートにしたいと思っています。

トラベルノートを作るには旅行中に撮った写真が重要です。しかし、スマホのデジカメの性能が私の要求水準を満たしていない現状では専用機のデジカメを使わざるをえず、両者を連携させるのはさすがにたいへんです。PanasonicのDMC-CM1のようなコミュニケーションカメラの未来に期待したいと思っています。これがもうちょっと安かったら買ってしまうんですけどね。

2015年11月23日月曜日

宿泊費が世界一高いロンドンではAirbnbがとってもお得

最近ロンドンに滞在したのですが、ホテルを予約しようとして宿泊費の高さに驚きました。もちろん、ロンドンは以前からホテルが高かったのですが、これまで1万5千円/泊くらいで泊まっていたいくつかのホテルが3万円くらいになっており、いったいどうなっているのだろうかと思いました。円安がいちばん大きな原因なのかもしれません。

そんなホテルが高いロンドンではAirbnbの利用がとてもお得です。ゾーン1の地下鉄近くで1万円/泊くらいの宿を見つけたので、そこに泊まってみることにしました。5泊の滞在だったので、ホテルだったら15万円くらいかかるところ5万円の出費ですんでしまいました。

今回泊まった宿のオーナーはレストランを持っており、建物の1階がレストラン、2階と3階にゲストが泊まれる部屋があります。いつも何かと面倒なカギの受け取りは営業時間内にレストランへ行くだけなので簡単でした。


宿の場所は地下鉄ビクトリア線のVauxhall駅から徒歩10分くらいのところです。


ビクトリア駅までは宿のすぐ前のバス停から2番のバスでも行くことができます。88番のバスに乗ればトラファルガー広場など主要なエリアへ行くこともできます。ロンドンでは地下鉄よりもバスの方が安いので、バスで行けるところはバスで行った方がいいですね。



Vauxhall駅にSainsbury's Localというスーパーマーケットがあって便利でした。


この宿のキッチンには冷蔵庫が2つあり、使うときには食品に部屋番号と名前を書くことになっていました。とはいえ、書いている人はいなかったようです。電子レンジとコーヒーマシンがあるのですが、コーヒーマシンはうまく動きませんでした。スーパーマーケットで買ってきた食材で自炊ができたので、外食の高いロンドンではたいへんありがたかったです。パン、卵、フルーツ、紅茶といった簡単な朝食が用意されていました。




共用のバス・トイレは2ヶ所にあり、3部屋での共有だったので、困ることはなかったです。石けんやシャンプーもありました。

部屋にはダブルベッドとシングルベッドの2つがあり、とても広くて快適でした。バスタオルは用意されていました。1階のレストランの営業時間中は音楽でうるさいこともありました。無線LANの電波が部屋まで来ていたのはありがたかったです。




チェックアウトは早朝だったので、部屋のカギをどうやって返却すればいいのか尋ねてみたところ、部屋の中に置いておけばいいと当たり前のように言われました。部屋のチェックなど特に必要ないようです。

物価の高いロンドンで、こういうところに泊まれれてよかったなと思っています。私もAirbnbのホストの仕事をやってみたいと思うのですが、日本は規制でがんじがらめなのでどうしようもないですね。いつかどこか他の国でやろうかなとも思ってます。

2015年11月22日日曜日

[悲報]アメリカン航空が特典旅行の必要マイル数を改悪

ユナイテッド航空とデルタ航空のマイレージプログラムの改悪が続いていましたが、ついにアメリカン航空のAAdvantageまで改悪に追随することになってしまったようです。2016年3月22日の発券よりアメリカン航空の多くの路線・クラスで必要マイル数が引き上げになります。


ユナイテッド航空やデルタ航空の場合は特典航空券で燃油サーチャージを徴収できないため、必要マイル数を上げているのではないかと思われました。

しかし、原油価格が下がっている今、アメリカン航空が必要マイル数を上げる必要はないのにと思います。ユナイテッド航空とデルタ航空も特典航空券の必要マイル数を引き下げて欲しいです。

さて、2016年3月21日までの必要マイル数はこちら、3月22日以降の必要マイル数はこちらにチャートがあります。このチャートで日本はAsia Region 1に属しています。

アメリカン航空便の日本発のメインキャビン(エコノミークラス)について見てみます。上が改悪前、下が改悪後です。このチャートにあるマイル数は片道なので、往復の場合はこのマイル数の2倍が必要になります。青の丸印はアメリカン航空による直行便がないことを示しています。



これまでアメリカまで50,000万マイルで往復することもできたのに、今後は65,000マイルが必要になります。このチャートを見て驚いたのはハワイです。往復50,000マイルから90,000マイルへ引き上げになっています。ハワイはアメリカ本土よりも近いのに、どうしてマイル数が大きくなるのか疑問です。何かの間違いではないかとも思われます。

ここには貼り付けていませんが、ビジネスクラスやファーストクラスの必要マイル数は、多くの路線で軒並み大幅改悪となっています。

次は日本発のワンワールド・提携航空会社便の必要マイル数を見てみます。上が改悪前、下が改悪後です。こちらもアメリカ本土までの往復(メインキャビン)が50,000万マイルから70,000マイルまで大幅な引き上げになっています。



日本発では特別お得な路線もなさそうなので、これでアメリカン航空のAAdvantageはもう終わったかなという感じがします。この前ダイナースクラブカードのポイントをAAdvantageに移行する手続きをしてしまったことを激しく後悔しているところです。日本発以外でお得な路線を見つけたいです。

2015年11月21日土曜日

エクスペディアキャンペーン事務局から届いた「オリジナルスーツケース」の当選メール

エクスペディアキャンペーン事務局というところから「オリジナルスーツケース」の当選メールが届きました。ほんの一瞬大喜びをしたのですが、「メールアドレス登録でプレゼントが当たるキャンペーン」なんて応募した覚えがありません。それによくよく読むと内容がおかしいです。


当選賞品は「オリジナルスーツケース」と書かれているのに、「宿泊券送付にあたり、下記情報をお知らせください」と書かれています。オリジナルスーツケースなのか宿泊券なのかわかりません。

このメールの送信元は「expedia-notorequiz@unt-ad.jp」ですが、実際にこのドメインを持つuntという会社が存在しています。このメールはこの会社から発信されたものなのか、誰かに偽装されて発信されたものなのか気になります。

このメールは確実にスパムだと思うのですが、住所・氏名・電話番号しか要求していないのが不可解です。これに生年月日があれば、電話での本人確認が通っていろいろ悪いこともできると思うのですが、これだけの情報で何をしようとしているのかがわかりませんでした。これで何かできるんでしょうか?どなたか?

エクスペディアキャンペーン事務局、石神です。
この度はエクスペディアの「メールアドレス登録でプレゼントが当たるキャンペーン」へのご応募ありがとうございました。厳正なる抽選の結果、(当選者メールアドレス)様が当選されました。おめでとうございます。

つきましては本メッセージをご覧頂きましたら、詳細のご案内を差し上げたいと存じますので、メールにてご連絡をお願い致します。

★ご連絡期限:2015年11月26日(木)

<当選賞品>
オリジナルスーツケース

<ご依頼>
宿泊券送付にあたり、下記情報をお知らせください
・住所
・氏名
・電話番号
※送付先は日本国内の住所に限らせていただきます

<ご注意事項>
・期限までにご連絡がない場合は当選を放棄されたものとし、次の方に繰り上げ当選させて頂きます。
・空室が無い場合はご予約頂けません。あらかじめご了承下さい
・ご予約はお客様自身で行って頂きます
・宿泊券送付の関係上、日本国内にお住まいの方に限らせて頂きます。
・賞品内容は宿泊券のみで往復の航空券はご自身でご用意頂くことになります。
・お預かりした個人情報は、本キャンペーンの運営・管理にのみ利用させて頂きます。
・当選の権利を第三者へ譲渡することはできません。

ご連絡お待ちしております。

エクスペディアキャンペーン事務局 石神

2015年11月20日金曜日

海外旅行の経費節減のためにスーパーマーケットを活用して自炊ができるトラベルクッカー

ヨーロッパ旅行で高いと思うのは食費です。日本なら1,000円もあればちょっと贅沢な外食ができますが、ヨーロッパではそうはいきません。ちょっとした食事でも3,000~4,000円くらいはすぐに吹き飛んでいきます。ヨーロッパは税金が高いということもあるのでしょうね。

海外旅行のときくらいちょっと贅沢したいと思っている人は多いと思いますが、私の場合は海外旅行も日常生活の延長となっているので、海外にいても日本にいてもコストは徹底的に節減したいです。

ヨーロッパ旅行時に多用しているのはスーパーマーケットです。私はトマトが大好きなのですが、日本では1個100円とかして簡単に買えるものではありません。ヨーロッパは食品に軽減税率が適用されているからかもしれませんが、野菜をはじめとして日本より安くておいしいものがスーパーマーケットにたくさんあります。トマトなんて袋一杯買ってもたいした値段ではないです。

この前ロンドンへ行ったときは、Airbnbを使ったため宿にキッチンがあり、そこで自炊して食べました。ホテルに泊まるとふつうはキッチンがないので、そういうわけにはいきません。

ロンドンの物価はものすごく高いのに、スーパーマーケットの食品の価格は日本並みです。日本より安いものもたくさんありました。きっと食品には軽減税率が適用されているのでしょうね。

その後ドイツに行ったときにスーパーマーケットにおいしそうなソーセージがあって食べてみたいと思ったのですが、ホテルでは料理はできないし、さすがに生では食べられないし、肉製品は日本に持って帰れないしで食べるのはあきらめていました。そこで帰国後、ソーセージを茹でることができる海外旅行用の調理器具はないのかなと探してみたところありました。

一つはエヌティエスというメーカーのトラベルクッカーITC-AV500です。お値段は安くはありませんが、見た目の作りもしっかりしていてデザインもいいです。ただし、重量は1,158gと若干重いので、海外旅行に気軽に持って行けるものではありません。


電熱器や鍋など付属品を含めてコンパクトに収納できたらいいのですが、電源ケーブルやスプーンが収納できず嵩張ります。どうしてこういう仕様にしたのかなと惜しまれます。国内旅行や日常の料理で使うことも考えた方がいいでしょう。


先日購入してまだ日本で一度使ってみただけですが、火力については十分でお湯もすぐにわきました。Amazonの評価によるとお米を炊くのは難しいようで、そのあたりで評価が低くなっているようです。電圧については100-120Vと200-240Vを自動で切り替えるようになっています。

もう一つは、ヤザワというメーカーのトラベルマルチクッカーTVR21BKです。こちらは価格が安いのですが、その分作りもちょっと安っぽいです。電圧については、手動での切り替えが必要なので、これをうっかり忘れると海外でたいへんなことになるかもしれません。電源スイッチがなく、コンセントに差し込むとすぐに動作が始まります。

 YAZAWA ヤザワ トラベルマルチクッカー TVR21BK
 YAZAWA ヤザワ トラベルマルチクッカー TVR21BK
価格:2,780円(税込、送料別)

この製品の致命的な問題は火力が非常に弱いことです。実際に購入してお湯をわかしてみたのですが、軽く沸騰させるのに15~20分くらいはかかっていました。

この製品のメリットは比較的軽量であることで、全体で814gとなっています。スプーンや皿など一式がコンパクトに収納できるので、これならなんとか海外旅行にも持って行けるというサイズと重量です。


どちらの製品も1年間のメーカー保証がついているものの、中国製なのでそれなりの作りではあります。ネットには煙を噴いたとか、すぐに壊れたという書き込みも見られます。こういう有益な製品はPanasonicのような日本の大手メーカーが手がけてくれたら安心なのにと思っています。

どちらもまだ買ったばかりで海外では一度も使っていないのですが、使う機会があったらどんな感じかレポートしたいと思っています。とりあえず、ネットの検索で見つけた旅行記のリンクです。ヤザワのトラベルマルチクッカーばかり出てきましたが、やはり、サイズ・重量・収納性・価格でこちらが選ばれるのでしょうね。それにしても、みなさん本当に楽しそうです。

トラベルクッカー旅人デビューしました! (ボク旅、キミ旅。世界一周)
これで世界中どこでも料理できる!!海外でもコンセントに差すだけで料理ができる、「トラベルクッカー」を購入しました! (あしたはもっと遠くへいこう)
トラベルクッカーを買いました。(りり記)
トラベルクッカーの簡単お料理レシピ☆(りり記)
トラベルクッカーでのご飯の炊き方 [諸国漫遊記](水 Water Eaux Agua вода 물)
トラベルクッカー おかず編(その1) [諸国漫遊記](水 Water Eaux Agua вода 물)
ヤザワ トラベルマルチクッカー 炊飯・ご飯の炊き方!アメリカ・カナダ編(子連れのハワイとアメリカ本土旅行:アウラニやホノルル)
トラベルクッカーを使ってみた!-Travel Cooker!(アレックスとキャサリンの世界一周新婚旅行♡)
YAZAWA トラベルマルチクッカー TVR21BK(車中泊徒然草)
ベネチアは物価が高いので、トラベルマルチクッカーで自炊してみた(mini trip)
客室乗務員も愛用してる変圧器不要の世界中で使える調理鍋(world-travelers)

2015年11月19日木曜日

何これ?ゴミなの?ANA Wi-Fiサービス(B777-300ER/B767-300ER)は全く使いものになりません

先日フランクフルトから東京(羽田)への帰国便で乗った飛行機(B777-300ER)ではANA Wi-Fiサービス(ANA WiFi Service)が使えました。有料だったら使うのをためらってしまいますが、15分間は無料で使えるとのことだったので大喜びで使ってみました。


使ってみた感想はただただ「遅い」の一言に尽きます。スマホで使っていたのですが、ニュースサイトの小さな画像の読み込みも途中で止まっていました。一方、メールは届いていました。Facebook Messengerもテキストなら送受信できました。このサービスはスマートフォンとタブレットが対象となっていますが、このスピードではノートパソコンでは到底使えないだろうなと思いました。

2006年12月29日までANAはConnexion by Boeingというボーイングの機内WiFiサービスを提供していました。ボーイングがサービスを打ち切ったために終了したわけですが、このWiFiはノートパソコンでもそれなりに使えるほどのスピードだったと思います。その終了から9年がたって、この低速インターネットは技術の退化としか思えません。

「翼の王国2015年11月号」にはANA Wi-Fiサービスに関して不可解な記事も出ていました。

国際線の機内WiFiが従量制なので、どのくらい使用できるのかわかりにくいです

というお客様の声に対して、ANAの改善しましたという回答は

「国際線の機内WiFiサービス」の料金体系を、時間制に変更いたしました

となっています。


しかし、その料金体系を見ると、下のように相変わらずデータ量による制限があります。「時間制に変更しました」と言われても、時間より先にデータ量の方がなくなるのは目に見えているので、実質的に従量制のままで時間制にはなっていないと言えます。

[料金(USドル)]
30分プラン - $4.95 *15MB上限
1時間プラン -
 $8.95 *30MB上限
フルフライトプラン - $19.95 *100MB上限

※料金は時間制ですが、ご使用のデータ量による制限がございます。制限データ容量を超えた場合は接続が終了いたします。


このサービスのポータルサイトには無料のニュースがあるのですが、数日前の古いニュースが短く要約されているだけで、とても読む気にはなりませんでした。このサービスを導入する前にANAはWiFiのパフォーマンスをきちんと評価したのか疑問に思われます。

どうやら、機内WiFiを提供している会社にはANAがB777-300ER/B767-300ERに採用したOnAir社とJALの採用したPanasonic Avionics社があり、後者の方が圧倒的にスピードも速く料金もお得なようです。今ではANAもPanasonic Avionics社の方を採用して、B787にはANA WiFi Service 2としてこちらが搭載されています。


ANAのB777-300ER/B767-300ER(国際線)ではくれぐれも機内WiFiを使わないようにご注意下さい。それにしても、ANAの機内WiFi導入の担当者はいったい何をしていたのでしょうね?

2015年11月18日水曜日

パリで同時多発テロ事件発生!フランス旅行は自粛すべきなのか?

2015年11月13日にパリで129人が死亡する同時多発テロ事件が発生しました。このテロに対してはイスラム国(IS)が犯行声明を出しています。これによって旅行や出張のキャンセルが相次いでいるようで、エクスペディアには以下のようなお願いが出ています。

この度の同時多発テロの影響により、現在電話が大変つながりにくくなっています。大変申し訳ございませんが、48 時間以内にご出発予定のお客様に限り、ご連絡いただきますようお願いいたします。

パリは危ないと海外旅行を今キャンセルしている人には「なぜこの旅行を計画したのですか?」と問いたくなってしまいます。今年9月にはフランスもIS支配地域の空爆に参加しています。フランスではいつどこで何が起こるかわからない状況で、これまでも一定のリスクがあったわけです。テロが起こった今、そのリスクが急上昇しているわけではありません。同程度のリスクが今もこれまでもこれからもあるわけです。


今パリが危険なのかと言えば、テロに対する警戒が厳重になっており、大がかりなテロを連続して起こす力はISにもないと思われるので、そんなに恐れなくてもいいのではないかと思っています。ただ、それでも旅行をキャンセルする理由がないわけではなりません。エッフェル塔やルーブル美術館といったパリの主要な観光施設が閉鎖されており、ブランド品のお店なども閉店になってしまったようです。こんなときにパリに観光に行っても仕方がないというのは合理的な判断です。私なら旅行をすべてキャンセルするのではなく、郊外などパリ以外のどこかに行くようにしますけどね。

さて、今は騒々しいパリですが、時間の経過とともに、これから徐々に元に戻っていくでしょう。テロの記憶も人々の心から次第に消えていきます。そのとき、今回旅行をキャンセルしたような人たちがそろそろいいかなと出かけるのは判断が一貫していないと思うのです。来月になっても来年になってもテロの危険はISがある限り今と変わらないと考えるべきでしょう。一見平穏になってテロへの警戒が薄らいだときがテロリストにとってはチャンスです。そろそろ落ち着いてきたからいいかなといった一貫性のない判断をすべきではありません。

パリはテロが怖いと今回旅行をキャンセルする判断をした人たちは、ISによるテロの小さな危険を無視できないと考えたのだから、ISを空爆している有志連合の国にはISが存在する限り今後も行かないことです。特に、ISに名指しされているアメリカへは行くべきではありません。イギリスやドイツもテロの対象になる危険は十分です。ISによるテロの現場に遭遇する危険は小さいからリスクとして無視できると思っている人たちは、今でも来月でも来年でも行っても構わないと思います。私は後者ですが、どちらの判断も合理的だと思います。

海外渡航のリスク管理について誤った判断をしているのは、テロ事件が起こったパリへの旅行や出張を当面の間自粛している個人や企業ということです。

2015年11月17日火曜日

ドイツでは空き缶や空き瓶、ペットボトルを捨ててはいけない

この前フランクフルトに行ったときに、缶ビールを買ってホテルで飲んだ後、ホテルのゴミ箱に捨ててきたのですが、その後行ったスーパーマーケットで「なんてことをしてまったのだろうか」と激しい後悔の念に駆られました。

そのスーパーマーケットで0.45ユーロの水のペットボトルを買ったのですが、請求されたのが0.70ユーロだったのです。瞬間的にデポジットだと思いました。そして、ビールの缶を捨ててしまったことを思い出しました。

環境意識の高いドイツでは缶や瓶やペットボトルに対するデポジット制(Pfand)が導入されています。そういう飲料を買ったときにはデポジットが上乗せされて請求されるのですが、飲んだ後に容器を返却するとデポジットが戻ってくるのです。ドイツでは瓶は0.08ユーロ、缶とペットボトルは0.25ユーロのようです。

スーパーマーケットの中には容器の返却機械がありました。この機械に容器を入れるとバーコードを読み込んで返金額が自動計算されて、そのスーパーマーケットで使えるレシートのような金券が発行されるという仕組みです。


さて、水のペットボトルに対して払ったデポジットを取り返したいと帰りの空港まで持ち歩いたのですが、ついに返却機械を見つけることができませんでした。ところが、空港の出発フロアにはデポジットをどこかに寄付してくれる機械がたくさんあったのです。


この機械に水のペットボトルを入れたら、バーコードが上向きになっているか確かめよというエラーが出て戻ってきました。入れ直そうとしたそのとき、後ろからおばさんに声をかけられました。「その容器を私に渡しなさい」と言っているようです。機械に通してくれるのかなと思って渡したら、「これは私の物よ。機械に入れてもお金は戻ってこないのよ。」と言って立ち去って行きました。

このおばさんはフランクフルトの空港でゴミ箱をあさってお金になる飲料容器を集めているようでした。ゴミ箱をあさっている人はヨーロッパではよく見かけます。私も時々ゴミ箱をのぞき込んでチェックしてますが、デポジット制度のある国で飲料容器が見つかることは滅多にありません(笑)。

2015年11月16日月曜日

[反省]クレジットカードの入会キャンペーンには細心の注意が必要です

Yahoo!JAPANカードに入会すると11,111ポイントがもらえる大型キャンペーンが先日(2015年11月4日(木)0:00~2015年11月11日(水)23:59)行われていました。このキャンペーンに釣られて、11月9日にYahoo!JAPANカードに申し込みました。


このキャンペーンではYahoo!JAPANカードに申し込んでカードの審査を通過すると3,000ポイントがプレゼントされることになっていますが、数時間で審査が終わって直後に3,000ポイントが加算されたのには驚きました。


次の2,000ポイント(期間固定ポイント)は、申込月を含む2カ月目の末日までに1回でもYahoo!JAPANカードをショッピングに利用して、かつ申込月を含む2カ月目の末日までに「カード会員サービスメニュー」画面で初回登録を完了させると進呈されます。これはカードがまだ届いていないのでやっていません。

そして肝心の6,111ポイント(期間固定ポイント)はキャンペーン期間中にYahoo!ショッピングまたはヤフオクで買い物するともらうことができます。この時期まだカードが届いていない可能性があるので、Yahoo!JAPANカード以外の支払いでも対象になるとのことです。

しかし、カードを申し込んだときばたばたしていたので、この最後の条件をよく見ていませんでした。こういうのはカードが届いてからゆっくり読めばいいだろうと思っていたのです。カードが届く前に買い物をしないといけないなどとは全く想定していませんでした。こんなキャンペーン、ふつうはないと思うのですが。

11月11日はYahoo!ショッピングの祭りの日だったので、これとは関係なく日付が変わる前にショッピングをしようとは思っていました。しかし、その日はちょうど飲み会だったので、酔っ払っていて気がついたら日付が変わっていました。

過ぎてしまった時間はもう元に戻せません。結局6,111ポイントをもらい損なってしまったという状況になっています。悔しくて悔しくて夜もゆっくり眠れないほどです。クレジットカードの入会キャンペーンやポイントサイトの条件はよくよく確認してからの手続きが肝心だったと反省しました。

今年末(2015年12月27日(日)23:59)までYahoo!JAPANカードを使うとポイントが2倍になるキャンペーンがありましたが、これもいつの間にか2015年11月30日(月)23:59に変更されていました。


これに関しては下のような注意書きが書かれていますが、こういう一方的な変更には納得のいかないものがあります。せめて「諸事情」とは何なのか説明くらいして欲しいものです。

※キャンペーン期間について、当初「2015年11月9日(月)0:00~2015年12月27日(日)23:59」と表記しておりましたが、諸事情により「2015年11月9日(月)0:00~2015年11月30日(月)23:59」に変更となります。ご了承ください。

2015年11月15日日曜日

ドル、ユーロ、ポンド...大量に貯まってしまった海外のコインをどうするか?

日本では電子マネーが普及しているので現金を使うことはほとんどなくなってしまいました。100円の買い物でもサインのいらないコンビニなどでは気兼ねなくクレジットカードを使っています。日本では例えば78円の買い物をするときに108円を出せば30円のお釣りがもらえるので、財布の小銭を減らして行くのは難しいことではありません。いざとなったらコインを受け付けてくれるATMに放り込むこともできます。

ところが、アメリカやヨーロッパでは財布に貯まったコインを消化する方法が限られていて、コインが財布にどんどん貯まってたいへんなことになります。日本人旅行者は現地の硬貨に慣れていなかったり25セントのような日本にはない中途半端な金額の硬貨があったりするので、ついついお札を出してお釣りをもらってしまいがちです。アメリカはクレジットカードやATMカードが普及していますが、電子マネーが普及していないので意外に日々の暮らしでコインが貯まってしまいます。

アメリカで78セントの買い物をするときに30セントのお釣りを期待して1ドル8セントを出すと、店員さんが混乱してしまうこともしばしばです。アメリカ人は引き算ができないというか、引き算をする習慣がないようで、78セントに10セントを2枚加えて98セント、さらに2セントを加えて1ドルなどと計算することで、1ドル札から22セントのお釣りが出てきます。

日本だと30はキリのいい数ですが、アメリカだと25+5になったりするので、必ずしもキリがいいとも言えません。25セント硬貨のお釣りが来るように、1ドル3セント出せばいいのかもしれませんが、そんな計算はこちらも瞬時にはできないし、店員さんがいっそう混乱することは目に見えています。こういうときは素直に1ドル札を出して22セントのお釣りをもらった方がスムーズです。そんなことをしているから財布の中の小銭は増える一方なのです。

大量に貯まってしまったコインを消化するにはスーパーマーケットのセルフレジを使うのがいちばんです。有人レジでコインを大量に出したら大迷惑ですが、セルフレジなら誰にも気兼ねすることはないし、大量のコインをチャリンチャリンと機械に投入するのも楽しいです。実はまだ米ドルのコインが山ほどあるのですが、次回アメリカに行ったときにセルフレジで全部使い切ってしまいたいともくろんでいます。

2015年11月14日土曜日

ロンドンの郊外空港への移動にはeasyBusが安くて便利!

物価の高いロンドンで特に高いと感じるのが鉄道の運賃です。地下鉄ですら為替レート次第では1駅乗っただけで1,000円くらいになってしまうのですから、この国の物価はどこかおかしいと思わずにはいられません。

ヒースロー空港からぼったくりで有名なヒースロー・エクスプレスでパディントン駅まで乗ると片道21.50ポンドです。1ポンド=185円で計算すると3,978円になります。日本人観光客でヒースロー・エクスプレスを利用する人もたくさんいるようですが、皆さんお金持ちなんだなと思わずにはいられません。地下鉄に乗ってOyster Cardで払えばたったの574円なのですから。

ロンドンからLCCを使うと、ガトウィック空港、ルートン空港、スタンステッド空港などの発着になりますが、これらの空港へ行くのにも鉄道は高いので、よほど急いでいるのでなければ使わない方がいいと思います。

鉄道の場合、ガトウィック空港へはビクトリア駅からガトウィック・エクスプレスが出ていますが、片道17.70ポンド(3,275円)と非常に高いです。ルートン空港へはセントパンクラス駅からテムズリンクで14.00ポンド(2,590円)でシャトルバスへ乗り換えが必要、スタンステッド空港へはリバプール駅からスタンステッド・エクスプレスで19.00ポンド(3,515円)です。これらはすべて通常運賃で、インターネットでの事前購入などで割引はあります。それでも、これほど鉄道にぼったくられては節約した意味がなくなってしまいます。

これらの空港へ行くならeasyBusが便利です。easyBusはeasyJetの利用者でなくても使うことができます。運賃は最低2ポンド(370円)からとお安くなっています。ただし、これらの空港はロンドンの中心部から離れているので、十分に時間の余裕をみておいた方がいいです。渋滞で1時間くらい遅れるくらいのことはふつうにあります。

空港から市内に行く場合にeasyBusを予約しておくのはちょっとリスクがあります。LCCが遅れることが多々あるからです。予約した時間の前後60分の便には空席がある場合に限って乗ることができるので、予約する場合は遅めの便を予約しておいて、もし定刻に着いたら前の便に変更するくらいの方がいいでしょう。空港から市内へ行く安いバスもあるので、空港から市内へのeasyBusの予約はあまりお勧めしません。

さて、この前ビクトリア・コーチステーションからガトウィック空港までeasyBusを利用したのですが、いつものワゴン車ではなく、ナショナル・エクスプレスが運行する大型バスに乗ることになっていました。乗り場はビクトリア・コーチステーションの9番・10番です。予約のプリントアウトをドライバーに見せるだけであっさり乗ることができます。easyBusの予約のプリントアウトは簡単に偽造できそうな簡易なものなので、お金を払わずに乗っている人もいるのではないかと心配になってしまうほどです。




朝7:30に出て定刻だと8:55に着くことになっていますが、道路が渋滞していたため実際に到着したのは9:30を過ぎていました。行き先はガトウィック空港の南ターミナルとなっていますが、北ターミナルを経由してから南ターミナルへ行くので、目的地がどちらのターミナルでも問題はなかったです。

2015年11月13日金曜日

ロンドン旅行者に必須のOyster Cardでどのくらい移動コストが下がるのか検証してみた

ロンドンに行くたびに物価の高さに悲鳴を上げています。1ポンドは今のレートで185円くらいなのですが、現地人は1ポンドをだいたい100円感覚で使っています。そのため、日本人にはロンドンの物価が日本の2倍くらいに感じられると思います。

ロンドンで移動するにはタクシーなどもっての他ですが、ロンドン交通局の地下鉄ですら法外に高いです。現金で払いで1駅乗ると4.80ポンドで、日本円にすると888円くらいになります。信じられますか?

ロンドンの地下鉄で移動するコストを下げるにはOyster Cardという日本のSuicaのようなプリペイドカードを使います。それによって先ほどの運賃は2.30ポンドまで下がります。日本円で426円くらいなので、日本人の感覚ではまだかなり高いのですが、Oyster Cardはキャッピングというシステムを採用しており、1日にたくさん乗っても一定額以上は請求されないことになっています。


Oyster Cardをロンドン交通局のオンラインシステムに登録しておくと利用履歴を見ることができて便利です。これを利用してロンドンでの移動にどのくらい移動コストがかかっているのかを検証してみました。

このデータは新しい順に並んでいるので、いちばん下の2015年10月31日のデータから見てみると、Zone 6にあるヒースロー空港からZone 1のVauxhallまで3.10ポンド(574円くらい)かかっていることがわかります。これは距離にしては結構安いです。現金払いだと6ポンドなので、ほとんど半額になっています。



11月1日にはZone 1の中で地下鉄を3回利用しており、2.30ポンドが3回かかるはずなのですが、最後に乗ったときの運賃は1.80ポンドになっています。これはキャッピングによって最後の運賃が安くなったからです。緑の矢印はキャッピングの対象になったことを示しています。

11月2日は地下鉄が高いことを反省してバスを使ってみました。ロンドンの赤い2階建てバスは今では現金で運賃を払うことはできなくなっています。Oyster Cardを使うと運賃は1.50ポンドです。バスで行けるところはバスで行くというのがロンドンで移動するときの鉄則と言えるかもしれません。

11月3日はZone 4にあるKew Gardensまで移動しました。さすがにバスでは遠いので地下鉄を利用しています。最後の運賃はキャッピングで安くなっています。

11月4日もバスで行くにはちょっと遠かったのでZone 1の中で地下鉄を利用しています。この日もやはり最後の運賃はキャッピングで安くなっています。

11月5日はガトウィック空港行きの空港バス(easyBus)が出ているVictoria Station(Zone 1)へバスで移動しただけだったので1.50ポンドでした。もし地下鉄を使っていたら2.30ポンドです。バスがお得です。

ロンドン滞在時の毎日の運賃を見ると、Oyster Cardを使うことで移動コストはほぼ半額になっていることがわかりました。近場の移動にはバスを使うことでさらに安くすることも可能です。キャッピングがあるのでたくさん乗るとお得になります。

Oyster Cardには有効期限がないので、帰国前に払い戻しをしなくても、次回のロンドン旅行のために持ち帰ってもよいと思います。私はOyster Cardを2枚持っていて、ロンドンへ行くときは必ず持って行くことにしています。