1. フィリピンでATMキャッシングのトラブルに遭いました
2. 貸金業法違反でセディナカードと戦うことにした
3. クレジットカードによる海外キャッシングに関する諸考察
このトラブルを簡単にまとめると以下のような話です。10,000ペソをフィリピンのBDOという銀行ATMでキャッシングしたところ、画面に200ペソの手数料がかかると出ていました。しかし、この手数料はクレジットカード会社に払う必要はありません。クレジットカード会社がこの手数料を満額私に請求した場合、それは貸金業法に違反することになります。
(写真はWikipediaより引用)
(参考:日本の銀行の国際キャッシュカードや最近流行の外貨プリペイドカードは貸金業法の制約がないのでその限りではなく、ATM手数料は請求し放題なので、コストの観点では国際キャッシュカードや外貨プリペイドカードは使うべきではないのです。海外ATMでキャッシングするときはクレジットカードが圧倒的に有利です。)
このケースでは私がATMから10,200ペソを引き出したことになっていたのですが、それについてセディナカードに問い合わせると、私がクレーマーであるかのような冷たい扱いを受けたので、こうなったらとことん戦おうと思ったのでした。貸金業法違反であると主張したところ、ようやく調査してくれることになり、その結果を待っていました。
最終的な回答はBDOは200ペソの過剰請求を認めず返金に応じなかったそうです。しかし、その分はセディナカードが返金してくれるということでした。私はこの結果に非常に満足しています。たかだか540円のために手を尽くしてくれたセディナカードにも感謝しています。
セディナカードによると、ATMから出金した金額が正しくないといったケースではセディナカードは調査ができないので、ATMからお金が出てこなかったと主張することで調査しようとしています。しかし、BDOは出金の記録があるので返金を拒否したとのことです。これではATMから出てきた金額の相違があった場合には手の打ちようがないことになってしまいます。
今回の問題はおそらくはBDOのシステムの不具合によるものだろうと思います。フィリピンに限らず発展途上国の銀行のオンラインシステムなど全く信用なりません。今回は過剰請求がわずか200ペソだったからよかったものの、これが巨額の請求だったらと思うと恐ろしいです。
フィリピンのような発展途上国の銀行ATMを使うのはそれなりにリスクがあるので、出来る限りカードは使わず両替をした方がいいと思うようになりました。海外の銀行ATMにカードを突っ込むのは非常にリスクが大きいということを忘れないようにしたいですね。
4年前から海外でのキャッシングにセディナカードを使用しています。
返信削除ネット経由で繰り上げ返済ができる最強クラスのカードだと思うのですが、海外でこれを
持っている旅行者には全く出会いません。利用者が増え過ぎて改悪されても困るので
ほどほどに広まってほしいものです。
海外のATMで3回パスワードを間違えた際にはロックされてしまったので、セキュリティ
はまともなようです。スキミングの被害にあったときも書類提出で補償してくれました。
クレジットカードは万一の補償がしっかりしているので外貨キャッシュカードなどよりも安心です。タイだと150バーツになるATM手数料も取られないですし。ただ、セディナカードによると、ATMキャッシングで実際に出てきたのと異なる金額の請求が来たときは打つ手がないらしいです。お金が全く出てこなかった場合ならば調査ができるとのことでした。
返信削除