2015年7月24日金曜日

高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに車を止めて高速バスでお出かけしてもいいのか?

米子自動車道の大山パーキングエリアには山陰から大阪方面へ向かう高速バスが停車します。このパーキングエリアの駐車場に車を止めて、高速バスに乗って大阪方面へ出かけることができればとても便利です。幸い、このパーキングエリアでは上下線の間を徒歩で移動できるようです。しかし、パーキングエリアの駐車場に車を止めて高速バスに乗ってどこかへ出かけるという行為は、駐車場を占有してしまい他の利用者の迷惑になるという問題もあります。

そこで、NEXCO西日本のお客さまセンターにパーキングエリアの駐車場に車を止めて高速バスに乗って出かけていいのか電話で尋ねてみました。オペレーターには「それはできません」と即答されましたが、「それを禁止するルールはあるのですか?」と尋ねたところ、「それでは私どもの上司へ電話をおつなぎいたします」とまたもや即答されました。

いつもならこういうとき上の人を出せとか責任者を出せとか電話口で押し問答になるところなのに、NEXCO西日本のオペレーターは非常に話が早くて好感が持てます(笑)。

その結果がどうだったのかと言えば、「文章になったものはない」とのことでした。「それでは駐車はしないで下さいというお客様へのお願いにしかならないのではないか?」と尋ねたら、その通りとのことでした。ただ、テロ対策ということもあり長期間の駐車車両はNEXCO西日本がチェックしているそうです。料金所を出るときにあまりに時間がかかり過ぎていると、ETCのバーは自動では開かず理由をきかれるとのことでした。

これだけ面倒なことになるくらいなら、車を駐車場において高速バスで出かけるのはやめておいた方がよさそうですが、逆にこういう考え方は高速道路と高速バスの新たな需要を生み出し、地方の活性化にもつながるのではないかと思いました。実際、似たような事例として、西鉄高速バスが基山パーキングエリアにパーク&ライド駐車場を設置して利用者の利便性を高めているようです。田舎には土地はたくさん余っているのだから、パーク&ライドを積極的に活用して地方創生につなげることを考えていくべきです。例えば、観光客がサービスエリアやパーキングエリアの駐車場に車を止めて、徒歩やタクシーやシャトルバスなどで周囲の観光地やレストランなどに誘導するという方法が考えられます。


地方創生の肝は一にも二にもアイディアです。まつえプレミアム商品券のような一過性の税金のばらまき政策には未来につながるものは何もなく、お金を配ったり使ったりするのにみんなで疲れ果てて終わりです。商品券を期限までに消化しないといけないので、無駄遣いが増えるのも目に見えています。応募者多数で抽選になることで税金の還元をもらえる人ともらえない人がいるのも著しく公平性を欠いています。こういうアイディアしか出せない政治家や役人が何も考えていないバカな人たちであるのは間違いないと思っています。

2 件のコメント:

  1. 読ませてもらってます。大山町在住です。
    大山パーキングから階段で降りたところに町営?の駐車場があります。
    予約などはできず管理人いないですが、前とめたときは余裕で空いてました。

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  2. この駐車場のことを日本交通にきくとあまり教えたくはないような雰囲気で言葉を濁されます。おそらくここは町民(地元)のための駐車場になっていて外部には知られたくないのかなと思いました。日本交通の米子営業所の駐車場が有料化されてしまったので、ここが無料であることが広く知られたら車が殺到しても不思議ではないです。

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