ここ数年、私は人が変わったように節約に目覚めていますが、それまでは貯金や節約など考えたこともなく、お金を湯水のように使っていました。(「湯水のように」とよく言われますが、特にお湯はガス代が高いので、できるだけ使わないようにしたいものですね。)
節約するようになって、ぶくぶくに膨れていた体が引き締まったような気持ちよさを日々感じています。贅肉を落とした節約体質を身につければ、1ヶ月5万円もあれば生活できる自信もつくので、仕事なんていつ止めてもどうにかなると思える精神的余裕までも生まれました。
ただ、節約して貯まったお金をどうするのかという新たな課題も抱えることになります。余剰資金は投資に回すという方法もありますが、リスクのあるものに全財産を投入すべきでないのは言うまでもないことです。私のような素人の投資はお遊びと思える程度にしておいた方がいいでしょう。
今の日本で残念なのはリスクのない定期預金の金利が最低水準にあることです。日本の銀行にはお金が有り余っているようで、ここ数ヶ月定期預金の金利が下がりに下がって、この春以降これといったキャンペーン金利もほとんど出ていません。黒田日銀総裁の異次元緩和で日本の金融システムに大きな歪みが生じているように感じられます。
そこで目を付けたのがとある共済組合の積立貯金です。年0.50%(税引後0.398%)の半年複利という今どきありえない好条件となっていますが、実は大きな落とし穴がありました。この積立貯金は預金保険法の適用対象商品ではないのです。
パンフレットには「法令に基づき、安全に運用しています」と書かれていますが、法令に基づいているのはわざわざ言わなくても当たり前のことです。安全に運用しているとありますが、どこの金融機関でも顧客にはそのくらいのことは言っています。要するに、この積立貯金には不測の事態から貯金を守るための仕組みは全くないということです。
これは積立貯金なので手持ちの余裕資金をまとめて投入することもできません。ただ、給与天引きなので、自分の趣味に使ってしまうという(私の場合)超大型のリスクからは逃れることはできます。とある共済組合がつぶれないことを祈りながら積立貯金の申込書を提出しておきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿