2015年6月20日土曜日

ドコモ端末を中古ショップやオークションで手に入れるときに気を付けるべきこと

ドコモと私の関係はFOMA契約のタイプSSバリューだけになっているので、この契約のままでは新しいドコモのスマホ(Xi端末)を手に入れることはできません。たとえ一括払いにしてもXi契約に変更しない限りドコモから新しい端末を購入することはできないらしいです。


そうなると、新しい端末を手に入れるには、1. 海外版の端末を買う、2. 国内販売のSIMフリー端末を買う、3. 中古ショップやオークションでドコモ端末を買う、くらいしかないように思われます。

1. 海外版の端末を買う
 海外旅行中に買ってもいいし、expansysなどの通販で買ってもいいのですが、海外版の端末は日本の周波数に完全一致しているわけではないという問題があります。故障時の対応などにも不安がないとは言えません。

2. 国内販売のSIMフリー端末を買う
 MVNOの利用が増えるにつれてZenFoneなどのSIMフリー端末の販売も増えてきました。周波数に関しては国内で使ってもほぼ不自由のないくらいには対応しているようです。しかし、ZenFoneのデザインは私にはちょっと我慢のならないレベルです。アップルが販売しているiPhone 6/6 PlusのSIMフリー版も高額なので手が出ないですね。

3. 中古ショップやオークションでドコモ端末を買う
 これが最も現実的かつ低価格で端末を手に入れる方法です。しかし、ドコモ端末はMVNO各社で使えることもあり、そんなに安くはなっていませんね。それでもヤフオク!にはたくさんの端末がお手頃な価格で出ています。

この中で特に「3」の場合について何に気をつければいいのかをまとめておきたいと思います。ヤフオクで購入するときには、もちろん売り手の評価を見る必要があるのは通常の取引の場合と同じです。悪い評価が多い人からは買ってはいけません。


携帯端末の場合に特に気を付けるべきことはいわゆる「赤ロム」をつかまされないようにすることです。赤ロムというのはドコモから分割払いで購入した端末を売り払って、その後支払いを停止したために、ドコモからネットワークでの利用を拒否されている端末です。盗難など不正に取得された端末も赤ロムになっているので、ドコモ回線では利用することができません。

赤ロムなのかどうかはドコモの「ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト」を使うことでわかります。ここに端末固有の製造番号(IMEI番号)を入力すれば判定結果が出るようになっています。IMEI番号は「*#06#」をダイヤルすると画面に表示されます。

試しに自分の端末でやってみると、下のようになって「○」が出るので赤ロムではないということがわかります。端末の代金を完全に支払い終えている場合はこのようになります。「△」と出た場合は、今後の支払い状況によっては赤ロム化する場合があるので、気をつけなければなりません。「△」となっているものはオークションなどでは買わない方がいいです。ただし、端末代金を払い終えても「△」から「○」には変わるまでに2ヶ月くらいかかることもあるそうです。「×」はすでに赤ロムなので論外ですね。


ネットの情報にはよく「○」が出ている端末も状況によっては「△」や「×」に変わる場合があると書かれていますが、ドコモの場合はそんなことはありません。ドコモ端末ではいったん「○」になっているものが「△」や「×」に変わることは絶対にないことをドコモネットワーク利用制限窓口(03-5954-2074)で確認しました。

ただし、「○」だからといって完全に安心できるかと言えばそういうわけにもいきません。なぜならドコモには「おまかせロック」という機能があり、盗難・紛失に遭った端末をロックすることができるからです。例えば、端末を盗まれた人が端末にロックをかけて使えなくすることが考えられるからです。端末を盗んだ人が中古ショップに持ち込んだ物を買ってしまった場合、購入後しばらくしておまかせロックがかかってしまう可能性があります。

「ケータイ補償サービス」を悪用して端末を紛失したと偽り、その端末を売り払ってしまう悪い人もいるようです。そういう場合もおまかせロックがかかる場合があると言われています。おまかせロックはかからなくてもドコモが盗品として回収するリストに入っているので、修理などでショップに持ち込んだ際に盗品であることが発覚する場合もあるようです。

このような場合にネットワーク利用制限がかかるともネットでは言われていますが、いったん「○」になった端末は「×」にはならないので、ネットワーク利用制限がかからないことは上に書いた通りです。かかるとしたらおまかせロックの方でしょう。ちなみに、ネットワーク利用制限はどうやっても解除してもらえませんが、おまかせロックは購入した証拠などを提示できれば解除してもらえる場合もあるとのことです。

おまかせロックに関しては完全には防ぎようがないのですが、保証書(←重要)を含む箱など付属品一式がそろっているものは比較的安全であると言われています。いちばん安心なのは、ネットワーク利用制限やおまかせロックに対する保証をしている中古ショップから買うことでしょうね。ヤフオクの個人取引だと商品は安いですが、どうしてもリスクが大きくなるのは避けられません。

ちなみに、ドコモのネットワーク利用制限がかかった端末でもWiFiの利用はでき、SIMフリー端末ならドコモ以外のキャリアでも使えるとのことです。ヤフオクで買った赤ロム保証のない端末は、いざというときに備えてSIMロック解除をしておくのがよいかもしれません。

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