2015年6月24日水曜日

日本の空港の税関検査が役立たずである理由

海外旅行から帰国すると税関を通過しなければなりません。申告する物なんて何もないのに記入しなければならない面倒くさい税関申告書とパスポートを提出して、運が悪いと荷物を開けて検査されます。

日本の空港の税関職員に対して私は全くいい印象がありません。彼らの多くは海外にもほとんど行ったことがないようで、世界のことを全然知らない素人さんです。タイとかオランダを男一人で旅をしているのは怪しいくらいにマニュアル化されているようです。こういう経験の浅い単純思考ではプロの運び屋は簡単にすり抜けられるだろうなと思っています。

日本の空港の税関検査のダメさ加減は「はぴらき合理化幻想」さんの記事を読んでもよくわかります。空港の税関職員は「東南アジアに長期旅行→荷物が少なくて怪しい」という悲しくなるくらいアホな単純思考なのです。

この前海外から帰国したときに、空港の荷物の回転台の前にとても怪しい男女がいました。男が女に荷物を持って先に行けと指示を出していました。男は回転台の前に残り、女は荷物をカートに載せて調べられもせずに税関を抜けていきました。その後も残った男を観察していたのですが、荷物を待っているわけではなく、ただ女と別々に税関を通り抜けようとしているだけでした。こんな怪しい人たちをスルーしてどうするのかと税関職員に訴えたくなるほどでした。

私はこれまで100回以上日本の税関を通っていますが、今の税関検査ではどういう状況で荷物を調べられる確率が高くなるのかがわかります。こんなわかりやすい検査は止めて、海外の空港で行われているような手荷物のX線検査とランダムな抜き打ち検査を組み合わせればプロの運び屋もリスクが大きくて日本に麻薬を持ち込みにくくなると思っています。

麻薬の持ち込みなどまともな思考の人なら誰もしないので、税関で手荷物を検査されても私たちにはどうってことはないはずです。それでも怖いのは、本当に本当に怖いのは、誰かにこっそり荷物の中に麻薬を仕込まれることです。中国もそうですが、東南アジアには麻薬の持ち込みで死刑になる国もあるので、そうならないように全力で自分の荷物を守らなければならないですね。

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