2015年6月9日火曜日

ビック・ヨドバシ利用者は必読!ポイント値引きの損得計算

ポイント制度はビックカメラやヨドバシカメラのような家電量販店がAmazonなどの通販に価格で対抗するための最後の砦です。ビックカメラやヨドバシカメラの通販で買うと10%のポイントが還元される商品がたくさんあります。


価格.comには31,698円の商品に対して3,169円分ポイント還元で実質28,529円などとありますが、これは本当なのでしょうか?多くの人は気づいていると思いますが、ポイントによる値引き分にポイントがつかないので、3,169円のポイント還元は3,169円の直接値引きと同じにはなりません。


実際にポイント10%、20%、30%還元のときに値引率がどれだけになるのか計算してみました。10,000円の商品を9回買って、最終回の買い物ではポイントをちょうど使い切る買い物をしています。


これによると、ポイント10%、20%、30%還元のときの値引率はそれぞれ9.1%、16.7%、23.1%となることがわかりました。ポイント還元率が上がれば上がるほど値引率との差が大きくなってきます。

さて、ポイント10%還元の実質的な値引率は9.1%となりますが、お店には直接9.1%値引きするのと同等の負担はなく、ポイント還元は直接値引きよりもお店にとって非常に有利なシステムと言えます。それはなぜでしょうか?

それは、ポイントにはたいていの場合有効期限があるからです。ポイントが失効する前に再び同じお店で買い物をする必要が生じるだけでも、お店にとっては有利な値引きとなります。有効期限が過ぎてポイントが失効したり、ポイント消化を目的に無理に買い物をしたりする人もいることを思えば、ポイントの実質的な価値は額面よりも相当下がってくると考えるのが妥当でしょう。

ポイントの実質的な価値は有効期限が短ければ短いほど低下します。ノジマオンラインのようにポイントの有効期限が3ヶ月しかないお店の場合、ポイントの価値は3掛け程度ではないでしょうか?有効期限が数日しかない楽天のありがちな期間限定ポイントになると、多くの人は使い切れないでしょうから、その価値はざっくり1掛け程度でしょうね。有効期限の短いポイントはほとんど価値がないと思って間違いないでしょう。

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