2015年6月4日木曜日

ドコモショップに行って日本の大手携帯電話会社はこれからも安泰だと思った件

最近回線の解約などのために日曜日にドコモショップに行ったときに思ったことについて書いてみます。

ドコモショップの店員さんはものすごく親切かつ丁寧で、日本の誇るサービス業の中でもトップクラスのおもてなしを顧客に提供しています。例えば、暇つぶしに来たようなおじさんを追い払いもしないで店員さんが根気よく無駄話につきあっていたり、20代と見える男が父親らしき人と来店して「ほら、僕の言ったとおりだろ?」などと店員さんを交えて談笑していたり、態度のでかい30代くらいの女の理不尽なクレームに店員さんが頭を下げまくっていたり、スマホのカバーを買おうとしている男に店員さんがつきっきりで「このカバーは○○でいいですよ」とかコンサルティングまでしていたりするのですから。


ここまでやる日本のサービス業は神だと思っていますが、こういう人たちの応対に要する店員さんのコストまで携帯電話料金として負担しているかと思うと、私はドコモを早く止めたくなりました。日本ではどこの携帯電話会社も多かれ少なかれこんな雰囲気なのかもしれませんが、私の知る限りSoftBankはここまであたたかくお客さんを迎えてはくれません。ドコモショップのこういうあたたかくてほのぼのとした雰囲気が好きな人にはいいのでしょうが、私にはちょっと気持ちが悪いですね。

日本の携帯電話料金が高止まりしている現状を打開しようとMVNOの後押しなど総務省はあれこれ手を打っていますが、携帯電話の販売現場を見ていると販売やサポートにはずいぶんコストがかかっているようです。携帯電話に関するたいていの問題は自力で解決できて、情弱な人たちのサポートコストまで負担させられたくないと思うコアユーザーは、さっさとドコモを止めてMVNOに移った方がいいでしょう。

おそらくは、手取り足取り対面で親切に教えてくれるドコモショップに来店している人たちの9割くらいは、そういう手厚いサポートがないMVNOではやっていけないでしょう。そういうある種の情弱な人たちが日本の携帯電話ユーザーのマジョリティーである限り、どんなに総務省とMVNOががんばったとしても、今後も日本の大手携帯電話会社は安泰だろうなと思いました。

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