2015年3月4日水曜日

フィリピン・新紙幣へ切り替えに注意

海外旅行から帰国するとき、ミャンマーとかラオスとかカンボジアといった国外での再両替が非常に難しい(ほとんど無理な)通貨でない限り再両替はしないことにしています。

例えば、シンガポールや香港のお金はわざわざ米ドルなどのハードカレンシーに戻さなくても、タイやマレーシアなどで非常によいレートで現地通貨に交換することができるので、そのまま持っておけばよいのです。

この方法は無駄な両替の手数料や手間を省くという点で非常に優れていますが、一つだけ問題があります。うっかりしていると新しい紙幣に切り替わって、持ち帰った旧紙幣が使えなくなってしまうのです。

これまで実際にそうなったこともあって、インドネシアとトルコで「中央銀行」まで足を運んで旧紙幣を新紙幣に交換してもらったことがあります。幸い、そのときは交換には応じてもらえましたが、国によっては交換してもらえないこともあります。

この前行ったフィリピンでもいつの間にか新紙幣に切り替わっていたことに驚きました。手持ちの1万円分くらいの旧紙幣がもう使えないのかと焦りましたが、幸いまだ旧紙幣も使われているようでした。下の写真は私の持っていた旧紙幣です。


ネットの情報によるとフィリピンの新紙幣は2010年から出回っていたようです。私は3年前の2012年にフィリピンに行っているのに、そのときは一度も新紙幣を見ることはありませんでした。しかし、今回行ったときは95%くらい新紙幣に切り替わっていて、旧紙幣はたまにお釣りで受け取る程度でした。

フィリピンで旧紙幣が使えるのは2015年末までなのだそうです。それ以降は銀行での交換もできなくなる、つまり紙くずになるとのことで、かなり厳しい移行措置だなと感じました。しかし、フィリピン国民は旧紙幣が使えなくなることを意識していないようで、誰もがこの問題に無関心でした。

もしフィリピンの旧紙幣をお持ちの方がおられるならば、早くフィリピンで使い切るかレートのいいアジア各国の両替所で両替してしまった方がいいと思います。日本国内でも両替できますが、レートは非常に悪いので、最後の手段だと思った方がいいでしょう。

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