お得？辛い？大阪・梅田のカプセルホテルに泊まってみた

日本経済にとってはよいことなのでしょうが、外国人観光客が増えているおかげで日本国内のホテルが取れなくて困っています。宿泊費が手頃なホテルはかなり早い時期から満室になっているように感じます。大阪のホテルは壊滅状態ではないでしょうか？

この夏どうしてもホテルが見つからず、大阪・梅田のカプセルホテルに泊まることになりました。実はカプセルホテルに泊まったのは生まれて初めてです。海外ではドミトリーにも時々泊まっていますが、日本のカプセルホテルは泊まったことがなかったのです。

今回泊まったのは「カプセルイン大阪」というところで、ここがカプセルホテル発祥の地（世界初のカプセルホテル）なのだそうです。JR大阪駅からは徒歩15分、阪急梅田駅からは徒歩10分くらいの立地にあります。夜は賑やかですが怪しい雰囲気もある阪急東通商店街をまっすぐ歩いて行くと左手にあります。


受付でチェックインした後、ロッカーに荷物を入れることになっていますが、このロッカーがかなり小さくて荷物を押し込むのに苦労しました。このロッカーは寝る部屋とは離れたところにあって非常に不便です。私の場合は階も違っていたので、忘れ物を思い出しては何度も何度もロッカーと往復することになってしまいました。

貴重品など身回品はロッカーに入れずに小袋に入れて常時持っていた方がよいのではないかと思います。ベッドのあるカプセルにはカギがないので、貴重品をおいたままトイレに行くといったことはできません。貴重品を小袋にまとめておけば、それを持ってカプセルを離れることができます。

ここにはサウナがあると予約サイトに書かれていましたが、サウナは別料金になっていました。もちろん、サウナ込みのプランもあるのですが、その分高くなっています。10分200円のシャワーもありましたが、結局サウナもシャワーも利用せずに寝ることにしました。こういう有料施設を利用すると、カプセルホテルにしては高くついてしまいます。もちろん、朝食も食べませんでした。

館内の設備は全体的に昭和の香りのする古くさいものでしたが、清潔に保たれていて環境はよかったと思います。カプセル内には電源があったので、スマホの充電をすることもできました。空調も適度に涼しくて快適でした。館内には無料WiFiもありました。

飲み物の自販機もたくさんあるのですが、ビール系飲料がとんでもないぼったくり価格になっていてあきれました。ジュースはふつうの値段なのに、どうしてアルコールだけ高くするのでしょうね。こういうホテルは今どき少なくなっていると思うのですが、このがめつさが大阪商人らしいと言えるかもしれません。

夜間に騒いだりする迷惑な人もいなかったので朝まで快適に寝ることができました。またここに泊まりたいかと言われれば微妙ですが、サウナを利用しなければ2,000円台で泊まれるのは魅力だと思います。