関西空港のベンチで夜を明かす旅行客が増えているそうです。私も関西空港で野宿したことがあるのですが、もう二度と経験したくないと思うほどつらかったです。よほど神経の図太い人でなければ、あんなところでは寝られないと思っていいでしょう。
それでも多くの人が関西空港で夜を明かしている理由としてよくあげられているのが深夜の交通機関がないことです。しかし、もし関西空港にある唯一のホテルである「ホテル日航関西空港」の宿泊費が安かったら、ここに泊まるのがいちばん便利なので誰もがそうするのではないでしょうか?
「ホテル日航関西空港」は私のような貧乏人にはとても泊まれるところではありませんが、ネットカフェのような有料の就寝スペースならば関西空港内にあります。KIXエアポートラウンジやリフレッシュスクエアはどちらもKIX-ITMカードがあれば50%オフで使うことができます。
さて、関西空港にバジェットホテルができることは当分望めそうにないので、クアラルンプールから22:25に到着するエアアジアXのD7534便、バンコクから22:40に到着するタイ・エアアジアXのXJ610便で到着したときの交通機関について調べてみました。
この2便は大阪市内への交通機関を考えたときにぎりぎりの時間なので、後方の座席を選んだり荷物を預けていたりすると最終列車に乗り遅れてしまう危険が高くなります。
関西空港を出る最終列車ですが、JRは関空快速天王寺行きが23:32に出ます。その後は23:43の日根野行きです。日根野から大阪方面への接続はありません。南海は23:29になんば行き空港急行、23:40になんば行き普通が出て、それ以降の列車はありません。鉄道はあまり頼りにならないですね。
関西空港の深夜の交通機関として比較的充実しているのはバスです。大阪駅前(新阪急ホテル、ハービス大阪)へ行くリムジンバスが2015年7月1日より24時間運行を始めています。関西空港を23:10、0:00、1:00、2:00、3:00、4:00、5:00に出るバスがあるので、エアアジアXやタイ・エアアジアX便の到着がどんなに遅くなっても大阪駅前までは行くことができます。南海なんば駅へは0:30に出るバスが最終です。
意外な穴場と言えるのは、南海バスの泉佐野駅前行き深夜バスです。関西空港を0:00、0:50、1:50、2:50、3:50に出て、りんくうタウン(ワシントンホテル)を経由して泉佐野駅まで(最終バスは泉佐野駅前経由で日根野駅まで)行くことができます。りんくうタウンや泉佐野駅周辺のホテルへは飛行機が遅れても確実に行けるので、このあたりのホテルを予約しておくと安心です。
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