2015年7月2日木曜日

SIMフリー端末+MVNOの落とし穴?海外から帰国していつもの携帯が使えないときにチェックすべきポイント

東南アジアの国々ではSIMカードが簡単に手に入るので、いつもSIMロックを解除したドコモ端末を現地に持って行って、格安でインターネットを利用していいます。今回は27回目のタイ旅行に行ったのですが、慣れているという油断があったのか、アホな大失敗をしてしまったので反省を込めて失敗談を書いておくことにしました。

タイではAISのSIMカードを購入してスマホ(SIMロックを解除したドコモのGALAXY Note 3/SC-01F)で何事もなくデータ通信を使っていました。帰りのフライトで関西空港が近づいてきたので、AISのSIMカードをIIJmio(BIC SIM)のSIMカードに機内で入れ替えました。これで関西空港でスマホの電源を入れれば何事もなくドコモのネットワークにつながるはずです。これまではいつもそうでした。

ところが、関西空港で電源を入れていつまで待ってもネットワークにはつながりませんでした。「ネットワークオペレーター」から強制的にドコモ回線を選んだりもしましたが、やはりつながりませんでした。ちなみに、IIJmioのSIMカードは音声通話のできないデータ通信専用です。


もう1枚、ドコモのSIMカード(spモードなしの音声プラン)を持っていたので、それを挿してみたのですが、何度やっても一瞬ネットワークにつながって1秒~1分くらいで接続が切れてしまいました。ここでいったい何が起こったのかわけがわからなくなりパニックに陥ってしまいました。

だいぶん後になってわかったのですが、その原因は本当にたいしたことではなく、ここに書くのも恥ずかしいのですが、ドコモ端末からIIJmioのAPNの設定が消えていたからというものです。


これまでも海外のSIMカードを使って帰国してからドコモのSIMカードを挿すと、海外で使っていたAPNの設定が消えていることがありました。帰国したらもう不要なものなので消えてもあまり気にしていませんでした。ドコモ端末に追加したAPNは別のSIMカードを挿すと消えてしまうようです。

一方、ドコモのAPNである「spモード」はドコモ端末からは絶対に消えないので、日本に戻ってからドコモのSIMカードを挿すだけで、これまではネットワークに接続されていたのです。

ところが、今使っているIIJmioのAPNは、タイでAISのSIMカードに差し替えたために、やはりドコモ端末から消えてしまったようなのです。それに気づかずに帰国してIIJmioのSIMカードを挿してもAPNがないのでネットワークに接続できるわけがありません。ちなみに、IIJmioのAPNはこちらです。


ドコモのSIMカードに差し替えてもだめだったのは、FOMA料金プラン(タイプSSバリュー)だったので、Xi端末(GALAXY Note 3)ではこのSIMカードが使えないことが原因だったと思います。どちらのSIMカードでもネットワークにつながらなくてパニックになり、冷静に原因を探れなかったのが今回の敗因でした。

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