アメリカのシティグループが行っている世界的再編の一環で不採算部門からの撤退が勧められています。日本のシティバンクの個人部門は2014年末に三井住友銀行に売却されることが決定しています。
シティグループはダイナースカードなどを日本国内で発行しているシティカードジャパンを売却することも決定しています。三井住友信託銀行、新生銀行、三越伊勢丹ホールディングス・JCB連合が名乗りを上げていましたが、本命と言われていた三井住友信託銀行にほぼ決まったようです。
結局、日本のシティバンクとシティカードジャパンはともに三井住友系の銀行に引き継がれるように見えますが、三井住友銀行と三井住友信託銀行は実は資本関係もない完全な別会社です。前者の所属は三井住友フィナンシャルグループで、後者は三井住友トラスト・ホールディングスになります。ちなみに、両行は住友銀行と住友信託銀行の時代から「近親憎悪」と呼ばれるほど仲が悪かったそうです。
さて、シティグループはダイナースカード(シティカードジャパン)を売却するにあたって会員数を増やせるだけ増やして高値で売り抜けようとしている意図が見えます。そう思ったのは売却を前にしたタイミングであちこちのポイントサイトにダイナースカードの大型入会キャンペーンが出ているからです。今なら入会は容易ではないかと想像できます。
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