2015年1月26日月曜日

海外旅行時の貴重品はどこに入れるか?

海外旅行でひったくりなどの犯罪に遭遇すると、意気消沈して旅が楽しいものではなくなります。ちょっとお金がなくなるくらいならいいのですが、大金だったり怪我をしたり殺される恐怖を味わったりするのは嫌ですね。

ぶっちゃけパスポートくらいなくなっても日本大使館まで行ければなんとかなります。命の次に大切なものはパスポートではなく「お金」です。これがないと日本大使館へ行くことも、日本の家族に連絡をすることも、食事をすることも、ホテルに泊まることも何もできなくなります。路上で乞食をするしかなくなります。

昨年私もブラジル・サンパウロの路上で後ろから体当たりされて全財産を失うというたいへんな目に遭いました。幸い、クレジットカードが残っていたのでキャッシングで旅を続けられました。

それ以来「南米モード」という最高レベルの警戒方法を実践しています。それは極端に言うと「5秒に1回振り返る」というものです。もちろん5秒は極端なのですが、それくらいの気持ちで周囲を見渡し後ろも振り返るようにしています。こちらが警戒しているということを泥棒や強盗に知らせることで、こいつは止めておこうと思わせることが大切なのです。

現地人に紛れてしまって目立たないようにしているのが安全対策としてはいちばんなのですが、日本人の風貌ではどうしても目立ってしまうのでそれは無理でしょう。それならばこちらが警戒していることを徹底的に彼らに伝えた方がいいと思います。彼らも警察には捕まるのが最悪のシナリオなので、そうならないように観察しながら獲物を選んでいるのです。

さて、海外旅行時の貴重品入れとしては首にぶら下げる袋などが売られています。こういう貴重品の管理をすることでスリやひったくりに対して絶大なる安全性が確保できます。スリの巣窟として名高いパリのメトロ1号線に乗るときなどには有効です(2号線も怖いですよ)。しかし、これも本格的な強盗に対しては無力だと覚えていた方がいいでしょう。


こういう貴重品入れの存在は強盗も知っているので体中徹底的に調べられることがあります。おとなしく差し出さずに隠していたことが見つかると、激高して殺されるかもしれません。

絶対的に安全な方法は衣服に秘密のポケットを縫い込んで、そこに折り畳んだ100ドル札を入れておくことくらいしかないと思われます。靴を本格的に二重底に改造して、お金を格納するという方法も考えられるでしょう。

実際世界一周をしている人から本当に服に縫い込んでいると聞いたことがあります。ただ、うっかりして洗濯してしまったという声も後を絶ちません(笑)。

ウエストポーチに貴重品を入れているニッポンのおじさんをいっぱい見かけますが、これはもはやバカとしか言いようがないですね。ズボンのポケットに高額の紙幣を入れた財布を入れているのも危ないなあと思います。財布は持たずに小額紙幣とコインをポケットにそのまま入れておくくらいが安全でしょう。

危険度が中程度の国までは首からぶら下げたりする貴重品袋を使う、危険度が高い中南米やアフリカ方面へ行くときは最後の手段となる100ドル札を衣類に縫い込むくらいのことをすべきです。(裁縫ができる人がうらやましいです。)

もちろん、どこの国へ行くときもキャッシング機能のあるクレジットカードを分散して持っておくことの重要性は言うまでもありません。そして、アメックスはキャッシングができないので役に立たないことも知っておくべきです。

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