Pontaカードにプリペイド型JCBによる決済機能がついたおさいふPontaが登場しました。ローソンのレジに置かれているので勝手にいただいてきてどんなものなのかチェックしてみたのですが、クレジットカードをすでに持っているほとんどの人には全く必要のないカードのようです。
おさいふPontaにはクレジットカードでチャージすることができますが、クレディセゾンのカード以外でチャージすると200円(税抜)の手数料がかかります。たとえチャージでポイントが貯まったとしても、これでは全くお得ではありません。クレディセゾンのクレジットカードでチャージすると手数料はかかりませんが、永久不滅ポイントは貯まらないそうです。すでにクレジットカードを持っている人なら、わざわざチャージしてまでおさいふPontaを使う必要などないですね。
もちろん、おさいふPontaを使うとPontaポイントが貯まります。といっても、ローソンでの買い物をすると100円(税抜)につき1ポイントで、JCB加盟店での買い物になると500円(税込)につき1ポイントしか貯まりません。ローソン以外のPonta加盟店での買い物には100円(税抜)か200円(税抜)につき1ポイントが貯まるとのことですが、この程度のポイントしかもらえないなら最初からクレジットカードを直接使った方がよいのではないでしょうか?
おさいふPontaが海外で使えたらいいなと思ったのですが、リアルな店舗では使うことはできないそうです。ネット通販なら使える場合もあるとのことですが、JCBが使える海外のネット通販は少ないですね。使えたとしても通貨の換算には支払額の4%という高額の手数料がかかります。ちなみに、おさいふPontaで国内・海外ともキャッシングはできません。
実は国内でもおさいふPontaが使えないお店はたくさんあります。左のリンク先のリストになくても使えない場合があるとのことで、実際にどこで使えてどこで使えないのかが非常にわかりにくいです。おさいふPontaを出したら、たとえJCBのステッカーがあっても「ここでは使えません」と断られることがあるわけで、そんなのは格好悪いし面倒くさくもありますね。
おさいふPontaを紛失したり盗難にあった場合にはおさいふPontaデスクに連絡することになっていますが、このデスクの受け付け時間は元日を除く9:00~17:00とのことです。どこのカード会社でも盗難や紛失は365日24時間の受け付けが基本だと思うのですが、こんな限定的な時間しか受け付けてくれないことに衝撃を覚えました。おさいふPontaにはICチップがなくてセキュリティーに関してはザルなので、連絡が遅れたら残高をどんどん使い込まれてしまいそうです。
最大の驚きは、おさいふPontaにチャージした残高には有効期限があって、最後に買い物、またはチャージした日より2年間有効となっていることです。ポイントなら有効期限があっても仕方がないですが、チャージした残高をたった2年で召し上げるとはとんでもない凶悪なカードだと思いました。こんな悪条件のプリペイドカードにいったいどこのアホがわざわざチャージして使いたいと思うのでしょうね?
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