ロンドンに行くたびに物価の高さに悲鳴を上げています。1ポンドは今のレートで185円くらいなのですが、現地人は1ポンドをだいたい100円感覚で使っています。そのため、日本人にはロンドンの物価が日本の2倍くらいに感じられると思います。
ロンドンで移動するにはタクシーなどもっての他ですが、ロンドン交通局の地下鉄ですら法外に高いです。現金で払いで1駅乗ると4.80ポンドで、日本円にすると888円くらいになります。信じられますか?
ロンドンの地下鉄で移動するコストを下げるにはOyster Cardという日本のSuicaのようなプリペイドカードを使います。それによって先ほどの運賃は2.30ポンドまで下がります。日本円で426円くらいなので、日本人の感覚ではまだかなり高いのですが、Oyster Cardはキャッピングというシステムを採用しており、1日にたくさん乗っても一定額以上は請求されないことになっています。
Oyster Cardをロンドン交通局のオンラインシステムに登録しておくと利用履歴を見ることができて便利です。これを利用してロンドンでの移動にどのくらい移動コストがかかっているのかを検証してみました。
このデータは新しい順に並んでいるので、いちばん下の2015年10月31日のデータから見てみると、Zone 6にあるヒースロー空港からZone 1のVauxhallまで3.10ポンド(574円くらい)かかっていることがわかります。これは距離にしては結構安いです。現金払いだと6ポンドなので、ほとんど半額になっています。
11月1日にはZone 1の中で地下鉄を3回利用しており、2.30ポンドが3回かかるはずなのですが、最後に乗ったときの運賃は1.80ポンドになっています。これはキャッピングによって最後の運賃が安くなったからです。緑の矢印はキャッピングの対象になったことを示しています。
11月2日は地下鉄が高いことを反省してバスを使ってみました。ロンドンの赤い2階建てバスは今では現金で運賃を払うことはできなくなっています。Oyster Cardを使うと運賃は1.50ポンドです。バスで行けるところはバスで行くというのがロンドンで移動するときの鉄則と言えるかもしれません。
11月3日はZone 4にあるKew Gardensまで移動しました。さすがにバスでは遠いので地下鉄を利用しています。最後の運賃はキャッピングで安くなっています。
11月4日もバスで行くにはちょっと遠かったのでZone 1の中で地下鉄を利用しています。この日もやはり最後の運賃はキャッピングで安くなっています。
11月5日はガトウィック空港行きの空港バス(easyBus)が出ているVictoria Station(Zone 1)へバスで移動しただけだったので1.50ポンドでした。もし地下鉄を使っていたら2.30ポンドです。バスがお得です。
ロンドン滞在時の毎日の運賃を見ると、Oyster Cardを使うことで移動コストはほぼ半額になっていることがわかりました。近場の移動にはバスを使うことでさらに安くすることも可能です。キャッピングがあるのでたくさん乗るとお得になります。
Oyster Cardには有効期限がないので、帰国前に払い戻しをしなくても、次回のロンドン旅行のために持ち帰ってもよいと思います。私はOyster Cardを2枚持っていて、ロンドンへ行くときは必ず持って行くことにしています。
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