2015年11月9日月曜日

切符を分割して買ったら安くなるのは日本だけではなかった!!オーストリア国鉄の切符をお得に買う方法

JRの大阪-京都や大阪-神戸間の運賃は私鉄と対抗するために本来の運賃よりも安い運賃が設定されています。そのため京都から神戸に行くときには大阪で途中下車して切符を買い直した方が安くなります。京都-神戸の運賃は1,080円ですが、大阪-京都は560円、大阪-神戸は410円なので、合算しても970円にしかなりません。110円もお得になるということです。

こんなことは今さら書かなくてもみんな知ってると思うのですが、この前オーストリアに行ったら、これと同じように切符を分割して買うことで安くなることを発見しました。

ウィーン・シュベヒャート国際空港にはオーストリア国鉄(ÖBB)が乗り入れているので、これを使うとウィーン市内までわずか4.40ユーロで行くことができます。これはウィーンの公共交通機関の2区のゾーン運賃です。空港はちょっとだけ1区のゾーン外にあるので、2区のゾーン運賃を払わなければなりません。1区なら2.20ユーロなのに惜しいです。

ウィーン1区の24時間切符などと同時に1区ゾーンの切符を買って、空港からウィーン市内の目的地まで行くという方法もあります。切符には刻印を入れるのを忘れないで下さい。



空港からウィーンの市内までは近郊列車(S7)に乗ればいいのですが、2時間に1本くらいドイツ方面に向かうICEが乗り入れているので、これに乗ることもできます。ICEに乗っても日本の特急料金のようなものは必要なく、4.40ユーロでウィーン中央駅まで行くことができます。これはちょっとお得です。






ちなみに、CATという空港鉄道を使うとウィーンのミッテ駅まで12ユーロです。こんなぼったくり列車を使うのはウィーンは初めてという観光客くらいでしょうね。

さて、ウィーンの空港からウィーン市内を抜けてリンツまでの運賃は42ユーロなのですが、ウィーン市内からリンツまでは33.60ユーロです。つまり、ウィーンの空港からリンツまで行くときに切符を分割すれば33.60+4.40=38ユーロで行くことができて4ユーロお得になってしまいます。

なぜそうなるのかはっきりとはわからないのですが、空港からウィーン市内までの運賃がウィーンの公共交通機関に適用されているゾーン制で計算されるため、距離制で計算するよりも安くなっているからではないかと思いました。切符を分割して買うと運賃が安くなる事例が海外にもあったことに驚いています。

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