物価の高いロンドンで特に高いと感じるのが鉄道の運賃です。地下鉄ですら為替レート次第では1駅乗っただけで1,000円くらいになってしまうのですから、この国の物価はどこかおかしいと思わずにはいられません。
ヒースロー空港からぼったくりで有名なヒースロー・エクスプレスでパディントン駅まで乗ると片道21.50ポンドです。1ポンド=185円で計算すると3,978円になります。日本人観光客でヒースロー・エクスプレスを利用する人もたくさんいるようですが、皆さんお金持ちなんだなと思わずにはいられません。地下鉄に乗ってOyster Cardで払えばたったの574円なのですから。
ロンドンからLCCを使うと、ガトウィック空港、ルートン空港、スタンステッド空港などの発着になりますが、これらの空港へ行くのにも鉄道は高いので、よほど急いでいるのでなければ使わない方がいいと思います。
鉄道の場合、ガトウィック空港へはビクトリア駅からガトウィック・エクスプレスが出ていますが、片道17.70ポンド(3,275円)と非常に高いです。ルートン空港へはセントパンクラス駅からテムズリンクで14.00ポンド(2,590円)でシャトルバスへ乗り換えが必要、スタンステッド空港へはリバプール駅からスタンステッド・エクスプレスで19.00ポンド(3,515円)です。これらはすべて通常運賃で、インターネットでの事前購入などで割引はあります。それでも、これほど鉄道にぼったくられては節約した意味がなくなってしまいます。
これらの空港へ行くならeasyBusが便利です。easyBusはeasyJetの利用者でなくても使うことができます。運賃は最低2ポンド(370円)からとお安くなっています。ただし、これらの空港はロンドンの中心部から離れているので、十分に時間の余裕をみておいた方がいいです。渋滞で1時間くらい遅れるくらいのことはふつうにあります。
空港から市内に行く場合にeasyBusを予約しておくのはちょっとリスクがあります。LCCが遅れることが多々あるからです。予約した時間の前後60分の便には空席がある場合に限って乗ることができるので、予約する場合は遅めの便を予約しておいて、もし定刻に着いたら前の便に変更するくらいの方がいいでしょう。空港から市内へ行く安いバスもあるので、空港から市内へのeasyBusの予約はあまりお勧めしません。
さて、この前ビクトリア・コーチステーションからガトウィック空港までeasyBusを利用したのですが、いつものワゴン車ではなく、ナショナル・エクスプレスが運行する大型バスに乗ることになっていました。乗り場はビクトリア・コーチステーションの9番・10番です。予約のプリントアウトをドライバーに見せるだけであっさり乗ることができます。easyBusの予約のプリントアウトは簡単に偽造できそうな簡易なものなので、お金を払わずに乗っている人もいるのではないかと心配になってしまうほどです。
朝7:30に出て定刻だと8:55に着くことになっていますが、道路が渋滞していたため実際に到着したのは9:30を過ぎていました。行き先はガトウィック空港の南ターミナルとなっていますが、北ターミナルを経由してから南ターミナルへ行くので、目的地がどちらのターミナルでも問題はなかったです。
0 件のコメント:
コメントを投稿