2015年11月15日日曜日

ドル、ユーロ、ポンド...大量に貯まってしまった海外のコインをどうするか?

日本では電子マネーが普及しているので現金を使うことはほとんどなくなってしまいました。100円の買い物でもサインのいらないコンビニなどでは気兼ねなくクレジットカードを使っています。日本では例えば78円の買い物をするときに108円を出せば30円のお釣りがもらえるので、財布の小銭を減らして行くのは難しいことではありません。いざとなったらコインを受け付けてくれるATMに放り込むこともできます。

ところが、アメリカやヨーロッパでは財布に貯まったコインを消化する方法が限られていて、コインが財布にどんどん貯まってたいへんなことになります。日本人旅行者は現地の硬貨に慣れていなかったり25セントのような日本にはない中途半端な金額の硬貨があったりするので、ついついお札を出してお釣りをもらってしまいがちです。アメリカはクレジットカードやATMカードが普及していますが、電子マネーが普及していないので意外に日々の暮らしでコインが貯まってしまいます。

アメリカで78セントの買い物をするときに30セントのお釣りを期待して1ドル8セントを出すと、店員さんが混乱してしまうこともしばしばです。アメリカ人は引き算ができないというか、引き算をする習慣がないようで、78セントに10セントを2枚加えて98セント、さらに2セントを加えて1ドルなどと計算することで、1ドル札から22セントのお釣りが出てきます。

日本だと30はキリのいい数ですが、アメリカだと25+5になったりするので、必ずしもキリがいいとも言えません。25セント硬貨のお釣りが来るように、1ドル3セント出せばいいのかもしれませんが、そんな計算はこちらも瞬時にはできないし、店員さんがいっそう混乱することは目に見えています。こういうときは素直に1ドル札を出して22セントのお釣りをもらった方がスムーズです。そんなことをしているから財布の中の小銭は増える一方なのです。

大量に貯まってしまったコインを消化するにはスーパーマーケットのセルフレジを使うのがいちばんです。有人レジでコインを大量に出したら大迷惑ですが、セルフレジなら誰にも気兼ねすることはないし、大量のコインをチャリンチャリンと機械に投入するのも楽しいです。実はまだ米ドルのコインが山ほどあるのですが、次回アメリカに行ったときにセルフレジで全部使い切ってしまいたいともくろんでいます。

2 件のコメント:

  1. いつも、ブログ楽しく読ませてもらっています。
    旅行であまったコインですが、私は空港でじゃりじゃり使ってから帰国します。
    いまはカードなので、だいぶコインも減りました。日本に持って帰るのも、いま時では
    面倒くさいので、ラスト空港で使います。
    さすがに空港はじゃりじゃりでも快く引き受けてくれます。また、じゃりじゃりでも足りない場合には残りをカード払いにもしてくれます。
    さすが、空港。もう、完璧にその気です。
    あと、これは昔でしたが、ラスベガスの空港にはちゃっかり25セントのスロットマシーンがありました。さすがです。

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    1. 海外旅行で余ったお金は絶対に使い切って帰るというポリシーを持っている人がいました。それはそれでありだなと思っています。私の場合は空港の免税店に欲しいモノがない、免税店のモノは高くて買いたくない、(ラウンジでおいしいワインを飲みたいので)買い物をしている時間がもったいない、主要な国はどうせまた来るといった理由で再両替はしないことにしています。さすがにミャンマーとかカンボジアとかマダガスカルとか持って帰ってもゴミにしかならないお金は全力で再両替していますが。ブラジル・レアルを持って帰ってずいぶん痛い目に遭っていますが。。私がラスベガスに行ったときにも空港にスロットマシーンが並んでいました。そんなところで遊んでいるアメリカ人がいるのを見て驚愕しました。アメリカのスーパーにはコインをAmazonやスタバなどのクーポンに交換してくれる機械もありますが、日本のAmazonやスタバでは使えないので、現地に住んでいないと使いにくいですね。

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