2014年4月13日日曜日

ドコモの新料金プランはお得なのか?

ドコモが新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を打ち出してきました。ドコモが携帯電話料金を引き下げるなどという報道もありますが、料金が上がるか下がるかは場合によるというのが正しいでしょう。私のように音声通話はほとんどすべてSkypeで、データ通信しか使っていないようなユーザーは値上げになってしまいます。


ドコモが音声通話を定額にしたのは、IP電話やLINEを使う人が増えてきて音声通話はじり貧になることが目に見えているからだと思います。それならば、たとえ音声通話をかけ放題にしても2,700円を基本料金として徴収した方がARPUが高くなると考えたのでしょう。

今後定額の音声通話が当たり前になってくると、ダイヤルQ2まがいのぼったくりであるNTTコミュニケーションズのナビダイヤル(0570)は存在意義をなくしますね。ドコモの新料金では国内通話は無料となっていますが、ナビダイヤルは無料通話の対象ではないことに注意が必要です。

さて、マイナビニュースに「ドコモの新料金プランはどれだけお得になる? 現行プランと比較してみた」という記事があるので興味深く読んでみました。この記事の真ん中あたりに以下の記述があるのですが、これは間違っていないでしょうか?

「利用料金の合計は、現行プランが月額10,548円、新料金プランが月額10,500円であり、通話料を含めると新料金プランのシミュレーションのほうがお得になる。また、現行プランでは「プラスXi割」の2,861円割引が適用されているが、同割引は8月末で終了となるため、9月以降の利用料金では、さらに新料金プランのほうがお得になる計算だ。」

ドコモの既存の料金プランは8月末までですが、あくまで新規受付が終了になるだけで、既存契約者は既存プランを使い続けることができます。ゆえに、既存契約者には9月以降もそのまま「プラスXi割」は適用されるし、新規契約者はそもそも「プラスXi割」のない新料金プランしか選ぶことはできません。「さらに新料金プランのほうがお得になる」というのはいったいどういう状況を意味しているのでしょうね?

携帯電話の料金プランは複雑すぎてわけがわかりませんが、この業界のプロのライターも実はよくわかっていないようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿