2015年10月2日金曜日

アメリカ旅行、ドルへの両替はどこでする?All Aboutの記事にあきれた

アメリカではクレジットカードがたいていどこでも使えるので、米ドルの現金はほとんど必要ありません。ただ、チップ用の1ドル札は十分持っていた方がいいです。タクシーやバスなどに乗るためにも現金があった方がいいです。アメリカでドライブをするなら、ガソリンスタンドで日本のクレジットカードが使えないことがあるので要注意。

米ドルへの両替は1週間くらいの海外旅行ならたいした金額ではないと思うので、日本の空港にある銀行でふつうにすればいいと思います。アメリカで両替するのはレートが悪い場合が多いので全くお勧めできません。

さて、All Aboutに「アメリカ旅行、ドルへの両替はどこでする?」(更新日:2015年09月28日)という記事がありましたが、その内容がどうしようもないです。All Aboutというのはその道の専門家が専門分野をわかりやすく解説してくれるものだと思っていましたが、こういういいかげんなことを書いているようでは信用をなくしますよね。


1. この解説者の問題は世の中にはたくさんの例外があるということがわかっていないことです。以下の説明ですが、「Cash Only」などと書いていないお店は多いと思います。クレジットカードは使えそうにないなあと思いながらおそるおそるカードを出したら断られて、やっぱり使えなかったという経験ならば山ほどありますけどね。

カードが使えるお店は、ほとんどの場合、入り口のドアのところにVISAやMasterのシールが張られています。逆に使えないお店の場合は、入り口のドアまたはレジのところに「Cash Only(現金のみ)」と書かれています。

2. この解説者の次なる問題は業界の大きな変化を知らないということです。2015年9月28日に更新されているのになぜと驚いてしまいます。トラベラーズチェックについて以下の記述がありますが、日本国内で購入できる銀行があったら、それがどこなのか教えて欲しいくらいです。

外貨両替を行っている銀行に行けば、今でも購入できるところが多いです。レートは当日のレートにプラス1円。それに発行手数料が1~2%かかります。

3. この解説者のさらなる問題は思考回路が論理的ではないことです。高額紙幣が嫌われるのはどこでも同じなので、オプショナルツアーやレストランでもクレジットカードを使った方がいいはずです。「早い段階で使ってしまいましょう」で何かの問題解決になっているのでしょうか?日本の銀行では両替の時にたいてい券種が指定できるので、アメリカに行くなら50ドル、100ドル札は両替の時にもらわないようにというアドバイスをすべきです。

アメリカで、最も流通している紙幣は20ドルです。50ドル、100ドル紙幣は、嫌がられることが多いです。なので、50ドル、100ドル札はオプショナルツアーやレストランの支払いなど、早い段階で使ってしまいましょう。

最後に、これを読んで最も流通している紙幣は1ドルじゃないの?と思わずにはいられませんでした。

2 件のコメント:

  1. 「最近アメリカでは、日本のカードで買い物をしようとするとレジにドルと円の両方で金額が表示され、どちらで引き落とすかを選べるところもあります。」
    私の経験では現地通貨を選択した方が有利な為替レートである場合が多かったですが、記事ではどちらを選んだ方がよいのかアドバイスはないですね。

    最初に「少しは現金を持っていたほうが安心」と書いておいて、その後に「3泊5日のアメリカ旅行の場合、500ドルぐらい準備をしておけば十分」とあるので、解説者にとって500ドルは少額なのですかね。
    色々と突っ込みどころ満載の記事ですね。

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  2. クレジットカードの支払いは現地通貨を選んだ方が有利です。3泊5日で500ドルの現金はいらないでしょうね。この記事の解説者はかなり頭が緩いです。

    この記事に限ったことではないですが、良質な情報を提供しているブログが世の中にはたくさんあるので、All Aboutはもういらない(時代遅れ、役割を終えた)と思われますね。

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