飛行機やレンタカーやホテルで有料アップグレードのオファーを受けたらどうするか？

エコノミークラスで海外に行くときにチェックインカウンターで、「本日は足下の広いお席をご用意させていただきました」といった思わせぶりな言葉をかけられたら、ビジネスクラスへのアップグレード間違いなしで飛び上がるほどうれしいですね。利用する航空会社やアライアンスの上級会員ならば可能性はちょっとだけ高いので、心の片隅で期待していてもいいと思います。

さて、アップグレードされるのは飛行機の座席だけではありません。レンタカーやホテルでも時々あります。私がたびたび経験しているのは、アメリカでレンタカーを借りるときに、「1日10ドルで上位のクラスの車にアップグレードしませんか？」などと言われることです。かなり強く勧められますが、絶対に断るべきです。こういうオファーがあるときは予約した車が何らかの事情で用意できないときなので、いりませんと断ればたいてい無料でアップグレードされてしまいます。

こういうのはレンタカーでしか経験したことがなかったのですが、先日オーストリアのウィーンのホテルで「1日10ユーロで最上級の部屋にアップグレードしませんか？」とレンタカー屋のようなオファーを受けました。そんな部屋はいらないので、迷うことなく断ったのですが、部屋に入ると案の定アップグレードされていました。オーバーブッキングで部屋がなかったのは明らかなのだから、最初から見え透いたことは言わずに無料でアップグレードしてくれたらいいのにと思いました。

私は経験したことがありませんが、飛行機でもチェックイン時に有料アップグレードのオファーが来ることがあるようです。しかし、長距離線だと500～1,000ドルなどという結構な金額のようなので、私なら迷わずお断りします。飛行機のビジネスクラスやファーストクラスはお金を払うほどの価値はないと思っています。貯めたマイルを使ってビジネスクラスやファーストクラスに乗れば、1マイルの価値が高くなってものすごくお得であることを忘れないようにしたいです。

飛行機やレンタカーやホテルで有料アップグレードのオファーを受けたときは、オーバーブッキングのような状況が発生していると考えて、とりあえずいりませんとお断りしておくのが吉だと私は思っています。