2014年7月2日水曜日

空港鉄道はぼったくり

成田空港と東京都心を結ぶJR東日本の成田エクスプレスという特急列車がありますが、こんなぼったくり列車に乗る人はいないだろうと思っていたら意外にいるようで、日本人はやはり豊かなんだなあと実感します。

私がもし首都圏在住なら大きな荷物はクレジットカードの付帯サービスで空港へ送ってしまい、普通の通勤列車か東京発の格安バスで成田空港に行きますけどね。

もしお金が有り余っていて数千円の出費くらいどうってことないならそれでいいのですが、もし私のようにお金にはいつも困っているのなら、こんなぼったくり列車には絶対に乗るべきではないと思います。

日本人は海外でも空港鉄道に乗りたがる習性があるようです。クアラルンプール国際空港(KLIA)からKLセントラルまで35RMのぼったくりで名高い鉄道(KLIA Ekspres)を使っている日本人が多いことに驚きます。


35RMは日本円に換算すると1,000円ちょっとなので、これなら安い、ふつうだと思う日本人が多いのでしょうね。しかし、これは現地物価からみると法外に高い水準だと言えます。バスならたったの10RMですからね。

それでもマレーシアの列車に乗りたいという人もいるかもしれません。そういうときはまず運賃表をよくよく見て下さい。


実は35RMというのはKLセントラルからKLIA(またはKLIA2)へ向かう人のための特別(割増)運賃です。その証拠にKLセントラルからKLIAの一つ前のSalak Tinggiまでなら半分以下の12.50RMになっています。この運賃表からわかることは飛行機に乗るようなお金持ちからはぼったくればいいという意図が見え見えの料金設定がなされているということです。

それならば、この仕組みを利用してKLセントラルからKLIA Transitという各駅停車に乗って、いったんSalak Tinggiで途中下車して切符を買い直し、次のKLIA Transitで空港に行けば12.50+3.20=15.70RMで空港まで列車に乗っていくことができます。

Salak Tinggiでの途中下車はいったん改札口を出ないといけないので荷物があるとたいへん面倒くさいのですが、列車に乗ることが目的ならこれでいいはずです。私も実際にこの方法を使って列車に乗ったことがあるのですが、次回からはバスで行こうと思いました(笑)。

クアラルンプール以上に空港鉄道に法外な運賃設定がされているところは香港でしょうね。これも乗ってはいけない筆頭の空港鉄道です。2階建てのバスが香港のどこへ行くにも安いです。

ロンドン・ヒースローも空港鉄道は高いので地下鉄(ピカデリー・ライン)を使いましょう。ロンドンではスタンステッド、ガトウィック、ルートン空港も鉄道は使ってはいけません。ロンドンの鉄道は(ご存知の通り)総じてクズなので高いお金を払う価値はないです。

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