このところ散財を繰り返しながら安くて音のいいヘッドホンやイヤホンを追求しているのですが、ケーブル接続は本当に鬱陶しいので音のいいワイヤレス製品を探していました。Bluetooth接続が可能なSONYのMDR-1ABTはaptX接続で最高の音を出してくれることを先日確認したところですが、やはりSONYの独自コーデックであるLDACの実力を試してみたいと思いました。
とはいえ、私はLDACに対応した音源を持っていないので、音源を手に入れなければなりません。LDAC対応のWALKMANを買うという方法もあるのですが、ハイレゾ音源でLDAC対応、YouTubeに接続することができるという私の要求を満たす製品はSONYストア価格119,880円(税別)のNW-ZX2しかないように見えます。
こんなに高いものは買えないと思っていたのですが、とてもいい方法がありました。auのXperia Z4(SOV31)をヤフオクで買うことです。auのXperia Z4は出品数が多くて、Xperiaシリーズの中では不人気機種であるため新品が3万円ほどで落札できます。ドコモのXperia Z4(SO-03G)だととてもこんな価格では落札できません。
ただし、auのXperia Z4が不人気の理由には要注意です。また、auのXperia Z4は3G回線には対応していないLTE回線専用機で、現時点ではauのMVNOのmineoですらSIMロック解除をしないと使えないようです。ドコモのMVNOで使うときには周波数がドコモに完全対応でないという問題もあります。そういうわけで、ドコモのXperia Z4のような利便性・汎用性に欠けます。もう一つ、全キャリアのXperia Z4に共通の発熱問題があり、この問題は未だ完全には解決していないようです。
それでも私がauのXperia Z4を買ったのは、LDACの音源としては格安であるということ、WiFi接続でYouTubeが使えること、購入後6ヶ月を経過すればSIMロックの解除がauショップで可能であることです。ヤフオクでauの中古機を購入するときにはIMEI番号で「ネットワーク利用制限携帯電話機照会」と「SIMロック解除の可否判定」をチェックするのを忘れないようにしたいです。
もう一つ、ヤフオクでスマホの不良品を掴まされないお勧めのポイントは、出品者の評価はもちろんですが、保証書にショップの印があるかどうかを確認することです。保証書にショップの印がないものは盗難品、横流し品など何らかの訳あり商品の可能性があります。保証書がない場合も意図的な破棄かもしれません。保証書にショップの印があれば購入日から1年間は確実に無料修理してもらえるので、その意味でも安心と言えるでしょう。
出品物の写真で保証書の印が確認できないときは、入札前に質問してみたらいいです。返事が返ってこないようなら、少なくともその出品者は誠実さに欠けていると思われるので、そこで買うのは止めた方がいいでしょう。
さて、Xperia Z4でLDAC接続のサウンドを経験してみた結果は「天国」という言葉しか見つからないものでした。ケーブル接続よりもLDACの方が上なのではないか、現在一般に流通している音のソースを再生するのにこれ以上の品質を求めるのは無理なのではないかと思うほどのレベルです。長らく落ち目だったSONYの静かなる復活を感じることができました。
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