海外旅行に行って余った外貨はどうしているでしょうか?日本円に両替している人をよく見かけますが、海外旅行によく行く人ならほとんどの国で再両替は必要ないと思います。空港で再両替をすると多額の手数料などを取られて、大損をしてしまうこともしばしばです。
どうしても再両替する必要があるときでも日本円ではなく米ドルにするべきです。米ドルなら1ドル紙幣があるので、無駄なく再両替することができます。
あるとき、イスタンブルの空港にある両替所で余ったトルコリラを日本円に戻している日本人夫婦がいました。日本円相当額が1,990円だったとすると、この両替所は990円をまんまとせしめてしまいます。良心的な両替所だと端数分はトルコリラを返してくれますが、発展途上国では接収されることが多いです。
米ドルならば日本で再両替するのもいいでしょう。百歩譲ってユーロも日本で再両替できます。しかし、米ドルやユーロはそもそも日本円よりも信用があって国際的通用度も高い通貨なので、再両替をする必要すらありません。英ポンドや北欧や中東産油国の通貨も強力なので、再両替の必要はないでしょう。これらの通貨を持っていればそれが外貨資産になるし、次の海外旅行でも使えます。
米ドル、ユーロ、英ポンド、北欧や中東産油国の通貨はタイ、マレーシア、シンガポールなどで非常にいいレートで現地通貨と交換できるので、東南アジア方面へ行く人ならそういうときに使うこともできます。
タイ、台湾、シンガポール、香港、中国などアジアの経済力のある国の通貨もアジア域内で容易に両替できるので、アジアを旅行する機会が多いなら再両替は不要でしょう。
注意すべきはミャンマー、ラオス、カンボジア、モロッコ、マダガスカルといった国々の通貨で、国外で両替がほぼ不可能なので、再びそれらの国を訪問する予定がないならばただのゴミになります。こういう国の通貨はなんとしても使い切るか再両替をするかしないといけません。
外貨を持っていると為替レートの関係で損をすることもありますが、得をすることもあるので、あれこれ持っていればだいたいプラスマイナスゼロです。私は1ユーロ=100円のときに仕入れたユーロの現金を大量に保有しているのですが、ユーロ高が続いているのでとても助かってます。
ただし、外国の紙幣を貯め込んでいる場合には外国の紙幣がデザイン変更されて旧紙幣が使えなくなるリスクがあることにも注意は必要です。あと、タンス預金になるので銀行に預ければもらえるはずの利息がもらえないことも忘れてはいけないです。
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