国内旅行のガイドブックの定番と言えば、「るるぶ」(JTBパブリッシング)と「まっぷる」(昭文社)です。最近は海外シリーズも充実してきており、海外旅行で使っている人も多いのではないかと思います。どちらも見るからに同じようなムック本で、内容も驚くほどそっくりです。そういうわけで、どちらを買っても大差はないのですが、「まっぷる」の方が断然お勧めです。
なぜなら「まっぷる」には「まっぷるリンク」というスマホアプリがあり、紙の本を買うとスマホやタブレットで使える電子版が無料でついてくるからです。まっぷるリンクを使うと紙の本と同じ内容を地図なども含めてスマホやタブレットで参照することができます。
旅先に紙の本を持って行くのは荷物が増えてたいへんですが、これなら何冊でも楽に持ち運ぶことができます。旅行に出発する前には紙の本を読んでおいて、実際の旅行先では電子版を参照するという使い方がベストではないかと思われます。
ただし、この電子版は有効期限がQRコード読み込み後1年間しかなく、1年を経過したら再びQRコードを読み込まなければならないとのことです。そういうわけで紙の本は捨てても、QRコードは捨てずに保管しておいた方がよいと思われます。
まっぷるリンクで気になるのは古本を買ったとき、また古本を売ったときにそのQRコードは使えるのかということです。使えなくなる仕組みがあるようには見えないので使えるのではないかと思うのですが、その場合QRコードを横流ししたら簡単に本が複製されるのではないかと心配になってしまいます。
このような太っ腹な「まっぷる」に比べると「るるぶ」は「たびのたね 旅行ガイド・ご当地本の電子書籍300円分」のクーポンがついているだけで今一つだなと思います。ただ「るるぶ」は過去に電子版の「るるぶ47都道府県コンプリートセット 2015」を期間限定ながら9,800円(税込)で販売しており、こういうのはお得度が高いです。このセットの2016年版が出たら買ってしまうかもしれませんが、これ以外は「まっぷる」が圧勝という結論です。
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