島根県と鳥取県の区別が付く人は日本にはほとんどいないと思われるほどマイナーな島根県ですが、見所はそれなりにたくさんあります。ここ数年、平成の大遷宮が行われた出雲大社でちょっとした観光ブームが巻き起こっていたので、はるばる島根県までお越しになられた人も意外におられるのではないでしょうか?
さて、島根県を旅行するなら島根県内の観光施設で割引が適用される「しまねカード」がお得です。このカードを手に入れるのはかなりハードルが高そうなのですが、簡単に手に入る「しまねカード」のアプリもあるのでぜひともダウンロードしてみて下さい。松江城、石見銀山龍源寺間歩、しまね海洋館アクアスなど主要な観光地の多くで使えるようです。ただし、一部の観光地ではアプリ版は使えないようで、こういうわかりにくい仕様は止めた方がいいと思いました。
しまねカードアプリには「ご留意事項」として、「しまねカードは、島根県外の方にご利用いただくための取り組みです」「免許証等、住所を証明するものの提示を求めることがあります」と書かれています。島根県外の人は割引になって島根県内だと割引にならないという差別的な扱いは非常に腹立たしく思います。
島根県内の観光施設を利用しているのは島根県在住者がやはり多いわけですが、こういう人たちまで割引にすると利益が減るとでも思っているのでしょうかね?「ご留意事項」には「一部施設は適応外です」とも書かれているのですが、「しまねカード」の中の人はもしかして「適応」と「適用」の違いもわかっていないのかなと思ってしまいました。
島根県に住んでいて県内の有料観光地をリピートする人は実際にはそんなにいないと思います。そういう人たちでも入場料が割引になるなら久しぶりにまた行ってみようかなと思うかもしれません。入場料を徴収する多くの観光地では固定費の割合が大きく、お客さんが増えれば入場料の増分はまるまる利益になるので、ちょっとくらい割引してもそれ以上の見返りがあるはずです。県内とか県外とか言わずに、みんなで島根県の観光地を盛り上げていかなくてはいけないと思うのですが、「しまねカード」の関係者にそういう視点がないのはたいへん残念です。
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