このチケットは複数人で旅行をするときにはますます有利で一人あたりプラス5ユーロで4人まで追加することができます。2人なら28ユーロ、3人なら33ユーロ、4人なら38ユーロ、5人なら43ユーロと爆安レベルです。1等利用のバイエルンチケットは34.50ユーロで、一人あたりの追加料金は16.50ユーロとなっています。
このチケットではDBの普通列車だけでなくS-Bahn、U-Bahn、路面電車、バスにも乗ることができます。ただし、バスには一部乗れない路線もあるとのことで注意が必要です。ミュンヘン空港からフライジングを結ぶバスは利用可能です。バイエルンではDBの路線網をDB以外の会社が運行する列車もたくさん走っていますが、それにも乗ることができるようです。
(左の白い列車は乗ることができません)
(赤い列車はたいてい乗ることができます)
バイエルンチケットはいつでも使えるわけではなく、平日(月~金)は朝9:00~翌朝3:00となっていて、朝の通勤時間帯は使えません。土日祝日には時間制限はない(朝0:00~翌朝3:00)ようです。バイエルンチケットには夜間用もあり、夕方6時から翌朝6時まで(金曜日、土曜日、祝日は翌朝7時まで)使うことができます。夜間用のバイエルンチケットの価格は昼用と同じですが、同行者の人数が増えたときの追加料金が1人あたり2ユーロ(2等)、13.5ユーロ(1等)と昼間用より安くなっています。
バイエルンチケットはDBの駅にある赤い自動券売機で簡単に買うことができます(窓口で買うとプラス2ユーロになるので、自動券売機で買いましょう)。運賃が1人23ユーロとなっている普通列車を選べばその日に利用可能なバイエルンチケットを買うことができます。バイエルンチケットには名前を書く欄があるので、利用者全員の名前をアルファベットで記入します。検札の時にパスポートの名前と照合されることがあるかもしれないです。
週末にバイエルンの郊外を走る普通列車に乗ると、バイエルンチケットを使った週末旅行者が結構乗っていて、車内にビールやらサンドイッチやら大量に持ち込んで、4人がけのボックス席で盛り上がっている若者のグループがいたりします。車掌さんもそういう人たちを別段注意したりすることもなく、ふつうに検札をしていたので、たぶん何も問題はないのでしょう。こういう陽気な雰囲気はさすがバイエルンだなと思いました。
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