2015年4月14日火曜日

日本の地方都市を切り捨てたANAの提携航空会社特典航空券の新ルール

2015年4月12日からANAのマイルを使った特典航空券の発券ルールが大きく変わりました。ゾーン制になってわかりやすくなった点はよかったと思うのですが、早速思いがけない問題にぶつかりました。

米子のような日本の地方都市では成田や羽田をスルーしてソウル経由で世界各国に飛ぶのは日常的なルートですが、提携航空会社特典航空券の新ルールではアシアナ航空を使ったこのルートがことごとくつぶされることになるようです。特典航空券の検索画面には出るのですが、最後の予約のところでエラーになります。

ANAの特典航空券におけるゾーンは下の図のようになっており、日本はゾーン1、韓国はゾーン2、中国・香港・台湾・マニラがゾーン3になっています。


日本から中国・香港・台湾・マニラへ行くときはゾーン1からゾーン3へ行くことになりますが、新ルールではゾーン1の日本からゾーン2の韓国を経由してゾーン3の中国などへは行けないのです。なぜならゾーン2からゾーン3の必要マイル数がゾーン1からゾーン3への必要マイル数を上回るからです。

ANAのサイトには下の例が出ていますが、この例に限らずアシアナ航空を使った韓国経由のフライトは全滅ではないかと思われます。ソウルに24時間以上滞在する途中降機(ストップオーバー)をしないならよさそうに思ってしまうのですが、滞在時間にかかわらずあらゆる乗り継ぎができません。(スーパーフライヤーズデスクでそのように言われました。)


ANA便が満席でもアシアナ便には空席がある場合も多く、アシアナ便を使わせてくれたらいいのにととても残念に思ってしまいます。米子空港のようなアシアナ航空が就航している地方空港とその利用者にとっては死活問題となるルール改訂ではないかと思いました。

こんな厳しい制約があるならマイレージプラス(ユナイテッド航空)でマイルを貯めた方がいいかもしれないです。

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