中国ではfacebookやツイッターなどのSNSがブロックされていて使えません。facebookのアカウントでログインするアプリも使えなくなるので注意が必要です。YouTubeも見ることはできません。さらに、昨年末からGmailなどGoogle関係のサービスがことごとくブロックされています。Googleの検索はすでにほとんど使えませんでしたが、Gmailまでブロックされてはたまりません。この前上海に行ったときにはBloggerのブログまで読めなくなっていました。
2014年7月からLINEもブロックされてしまったそうですが、なぜか私のアカウントはその後も中国で使えています。日本の携帯電話番号でLINEの認証を行った人は今のところ使えているのではないかと思うのですか、いかがでしょうか?中国のインターネット規制は日や時間や場所によって刻々と変化しているので、使えるとか使えないとかは一概には言えないのですけどね。
中国でfacebookやtwitterやGmailなどを使うためには日本の携帯電話の国際ローミングを使うのがいちばんです。しかし、日本の携帯電話会社の国際ローミングは不当に高額なので使う気が起こりません。インターネットを使いたいだけ使えないというのは私にはたいへんなストレスなので、国際ローミングは非常時のための選択肢になっています。
それ以外の方法には、香港のプリペイドSIMが中国で使えるという情報もありますが、香港から深圳、広州などへ抜けるのでなければ事前に手に入れるのがたいへんです。中国で使えるWiFiルーターを日本でレンタルするという方法もありますが、インターネット規制には引っかかる可能性が高く、事前に十分確認しておいた方がいいでしょう。
それでは中国でfacebookやツイッターをコストをかけずに使うにはどうすればいいのでしょうか?それには、VPN(Virtual Private Network)を使うのがいちばんでしょう。Goolgeに「中国」「VPN」というキーワードを入れると様々な会社のサービスが出てきますが、それらはたいてい有料です。無料お試し期間を設けている会社もあるので、短期間の滞在ならばそれで間に合ってしまうでしょう。私は使ったことがありませんが、セカイVPNやスイカVPNあたりが有名であるようです。
中国のVPNを使うにあたって注意すべきことは、設定などは事前に規制のない日本でやっておいた方がいいということです。中国では規制のために設定情報を見られなかったり必要なアプリをダウンロードできなかったりすることが非常によくあります。必要ならば設定情報などはプリントアウトしたりPDFファイルにしたりして持って行った方がいいでしょう。
中国でもVPNも万全ではないことには注意が必要です。中国政府もVPNの存在には目を光らせており、VPNが見つかり次第ブロックされています。中国では日々VPN業者と中国政府のいたちごっこが繰り広げられているわけです。
今のところ無料で安定的に使えているのは筑波大学のVPN Gateです。Android端末での利用方法はこちらにありますが、ここでも使い方を簡単に説明しておきます。
1. Google play(Playストア)からOpenVPN Connectをインストールします。
2. 次のこのページから「OpenVPN設定ファイル」をダウンロードします。いろいろな国のものがありますが、どれでもいいと思います。
3. 「DDNS ホスト名が埋め込まれている .ovpn ファイル」にあるUDPあるいはTCPのどちらかのファイルをダウンロードします。これでうまくいかなければ「IPアドレスが埋め込まれている .ovpn ファイル」にあるUDPとTCPのファイルで再度試してみる必要があります。
4. 通知画面の「ダウンロードが完了しました」と書かれているところをクリックして、OpenVPN Profileというアプリで開きます。
5. 下の画面が出たら「Accept」ボタンを押します。
6. 下の画面が出たら、「Connect」ボタンを押します。
7. 下の画面が出たら接続成功です。
腕に自信がある人は自分でVPNサーバーを用意するという方法もあります。私もやってみたいのですが、なんだか難しそうなのでまだできていません(笑)。
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